'⌒⌒ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
′从 从)< あなたたちを捨てるなんてできないわ…
ヽゝ゚ ‐゚ν \______________
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┃ \__________ .'⌒⌒ヽ.┃ < おなかすいた…
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┃ | '⌒⌒ヽ ′从 从)ヽゝ゚ ‐゚ν┃< たいくつ…
┃ '⌒⌒ヽ ′从 从)ヽゝ゚ ‐゚ν ゚し-J゚/ ̄ \________
┃ ′从 从) ヽゝ゚ ‐゚ν ゚し-J゚ |< ねむい…
┃ ヽゝ゚ ‐゚ν ゚し-J゚ / ̄ ̄\________
┃ ゚し-J゚ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ < こんなやつらとっととすててしまえ…
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ルリ「今夜は鴨肉のソテーにウサギ肉のステーキです」
有希「非常に豪華」
ルリ「バカ言わないで下さい、ビーフやポークやチキンを買う金が無いからこの肉なんです」
レイ「どこで買ってきたの」
ルリ「買ってきたのではありません、狩ってきたのです
一番身近な食材で犬といきたかったのですがこれだと好からぬ物を思い出させそうなので止めました
次に高町さんとこのフェレットといきたかったのですがこれは仕返しが尋常じゃないので止めました
結局JR線沿いの親水公園のカルガモとあと幼稚園からウサギを」
レイ・有希「「・・・・・・」」
ルリ「……こうなったのもエサ代全部ぷかレイに持ってかれたせいですよ」
有希(ギロッ)
ルリ「でももう心配ありません、ぷかレイなら上の階の棗さんの兄妹と大家の前原さんに全部譲ることにしましたから
なんでもそれぞれ野球チームを作りたいとか」
レイ「ああ… 私のかわいい"レイ"ちゃん…」
レイ「念のため少しだけここの水槽に分けておいてよかった…」
ぷかレイ1「ご飯まだー…?」
ぷかレイ2「漫画よんでー…」
ぷかレイ3「明るくて眠れない…」
ぷかレイ4「あんたも大変だな…」
レイ「くすくす、可愛い…」
その時、背後に人の気配が、
レイ「る、ルリ…」
ルリ「増えすぎたらまた誰かにあげますからね」
レイ「ルリ、ありがとう…」
ルリ「あんまり増えないようにしてくださいね」
レイ「よかったわね、あなたたち…」
ぷかレイ1「ご飯…」
ぷかレイ2「ふわあぁ…」
ぷかレイ3「zzz…」
ぷかレイ4「別によくねーよ…」
レイ「うふふ、可愛い…」
ぷかレイ1「かもすぞー…」
ぷかレイ2「かもすぞー…」
ぷかレイ3「かもすぞー…」
ぷかレイ4「なに言ってんだこいつら…」
レイ「くすくす、可愛い…」
ルリ「なんでも良いんですね、レイ姉」
有希「……(わたしも欲しい)」
レイ「わんぱくでもいい、たくましく成長して欲しい」
ルリ「成長しすぎです。ていうかレイ姉そっくりの裸の美少女が何人も泳いでるって、どんな光景ですか」
レイ「大きな水槽を作ってくれた有希に感謝しないといけないわね。
それにしてもこの光景、なんだか懐かしいわ……」
ゲンドウ「冬月。たしか地下の設備はまだ生きていたな?」
冬月「どうした碇。まさか……」
ゲンドウ「現時刻をもって地下設備はぷかレイ育成施設に―――」
冬月「諜報部か? あぁそうだ。碇を至急芦ノ湖へ沈めてくれ」
ゲンドウ「冬月、ぷかルリの開発を…、こら、なにをする!」
冬月「この書類は廃棄しておくからな」
ゲンドウ「よよよ…」
冬月「まったく油断ならん」
有希「ルリ、洗面器を」
ルリ「どうしたんですか有希姉、そんなに慌てて」
有希「雨漏りが」
ルリ「マンションで雨漏りがするはずないでしょう、……ってしてるし」
レイ「なんで? 今まで雨漏りなんて無かったはず」
有希「ルリ、培養レイを譲渡した棗家の位置は」
ルリ「それでしたら上の階の階段から右に3軒目に」
有希「この部屋も階段から右へ3軒目」
ルリ「・・・・・・」
ルリ「昨日棗さんとこの鈴ちゃんとお会いしました」
レイ「元気にしてた?」
ルリ「はい、んでやはり水槽の件で向こうも困ってたようで」
レイ「そうなの…」
ルリ「それでお兄さんの方が大家の前原さんと掛け合って
棗さんとこの隣の空き部屋を水槽用に安く貸してくれる事になったそうです
それによって水槽も大きくできるとか」
レイ「そう、良かった…」
ルリ「あの家には学校の友達がよく遊びにくるのでぷかレイちゃんにとっても楽しいでしょう」
1週間後
…ぎゃああ!! あーそっちもーー…… ですぅ……
有希「隣宅が騒々しい」
ルリ「隣が騒がしいのはいつもだと思いますが」
レイ「でも特に騒がしいわ」