ルリの朝
目覚まし時計の音で目を覚ます。
私は何とかベットからの誘惑を振り払い、洗面所に向かう。
それから居間に行くと、いつも通り椅子に座って読者をしている有希姉がいる。
………あ、面白い寝癖。
そしてやはりレイ姉は起きていないようだ。
私は簡単に朝食の準備をし、ため息混じりにレイ姉の部屋に向かう。
「レイ姉、早起きして教室でシンジさんと二人きりになる作戦は
どうしたんですか?これで四日連続で計画失敗ですよ」
と私が言うと布団の奥から微かに「分からないわ…だって私はry」と聞こえて来た。
はい、これも四日連続ですね。
今回は強引に無理矢理レイ姉をベットから引っ張り出し、部屋から押し出す。
これもレイ姉のためですからね。
部屋から出ると、少し肌寒かったので一回自分の部屋に戻り
一枚服を羽織ってからから居間に行く。
すると居間の何処にもレイ姉の姿が見当たらない。
………はぁ。こたつの中を覗くと案の定、中でレイ姉が丸くなっていた。
猫は私の特権ですよ?。
もうめんどくさかったので
こたつ内の温度をMAXにし有希姉と先に席についていることにした。
しばらくすると真っ赤な顔したレイ姉がこたつの中からのそのそ出てきた。
用意していた水を渡す。
「今日は早起きできたわ。作戦成功ね」なんて言いながら無表情で水を飲み干すレイ姉。
血行が良さそうで何よりです。
――――それでは。
「「「いただきます」」」