ルリ「もうすぐ大晦日ですね。今年はどの番組を見ましょうか?」
レイ「みんなで紅白が一番だわ。常識的に考えて」
有希「格闘技。これは譲れない」
ルリ「らく~にバラエティーでいいんじゃないですか?」
「「「…」」」
レイ「大晦日は家族みんなでコタツに入りながら紅白って決まってるのよ?」
有希「その常識はもう一世紀古い。
今は格闘技で熱く年を越すべき」
ルリ「有希姉がそんな発言するとは…。
というか格闘技三つもあるじゃないですか。まさか全部見るつもりですか?」
有希「今の発言の訂正を要求する。プロレスと格闘技は全くの別物」
レイ「みんな同じだわ。そんな怖いのより紅白でほのぼのと…」
ルリ「じゃあ間をとってバラエティーでいいじゃないですか」
リリリリリ…
ルリ「いい所で…。
もしもし、三女です」
ハルヒ『あ~ルリちゃん?大晦日は皆で初日の出を見に皆で出掛ける事になったわ!
大晦日の特番なんか見る暇無いってくらい楽しむわよ!
じゃ、二人にも言っておいてね~』
ガチャ
ルリ「…だ、そうです」
レイ「めんどくさい」
有希「同意。めんどくさい」
ルリ「ま、番組で喧嘩するよりはよかったんじゃないですか?
……ふぅ。今年の年越し
レイ 「大勢の中で孤独を感じるより、独りぼっちで孤独を感じた方がマシ」
ルリ 「なんですか、薮から棒に」
レイ 「ネタが無いって聞いたから」
ルリ 「だからと言って、そういうネタは…」
レイ 「そう……これからは自重するわ」
有希 「……こたつ、暖かい」