レイ 「茸狩りに行きたいわ」
有希 「茸御飯茸汁茸ソテー茸の佃煮」
ルリ 「構いませんけど、素人が山に入るは危ないんじゃないですか?」
有希 「心配無い。遭難した場合、木々の位置を操作して、下山ルートを確保する」
レイ 「MUSHROOM HUNTING」
ルリ 「……解りました。用意をしますんで、手伝って下さい」
レイ&有希 「「は~い」」(無表情で)
茸狩りをする3姉妹の前に
「私のヤツもハントしてくれるか?」
と、某所に松茸を結び付けたゲンドウが現れたのは、言うまでもない
ネルフの黒服「近くに不審者がいるようです。気をつけてくださ……」
レイ「この人です」
ルリ「このおじさん、変なんです」
有希「変なおじさん」
ネルフの黒服「司令……」
ゲンドウ「私はただ家族のためにキノコを……」
レイ「女作って息子は放置の癖によく言うわ」
有希「汚物は消毒」
ルリ「じゃ、あとはよろしく」
黒服「わかりました」
ゲンドウ「キノコ狩り世界チャンピオン! スパイダーマ・・・・・・(ずるずる」
ネルフ職員A「俺たちこんな仕事してていいのかね」
ネルフ職員B「何がだ?」
A「年頃の女の子3人の監視だぞ? いくら上からの命令とはいえ、どうもなあ……」
B「年頃の女の子と言っても、一人はエヴァのパイロット、一人は戦艦ナデシコを自在に動かせるオペレータ、
もう一人はそもそも厳密には人間じゃないんだ。監視するのも当然だろう」
A「それでも、だ。それでも……ほら見てみろ、ああやって夜空を眺めてるトコとか見てみろ。
どう見たって普通の女の子じゃないか。いや、普通じゃないな。そこらのアイドルより可愛いな。うん」
B「それは確かだな。この前なんか3人してコスプレしてたが、たまらんかったなあ」
A「夏のときの浴衣姿も素晴らしかったぞ? 俺は断然、隣の涼宮ハルヒたち3姉妹よりこっちだね」
B「そういえば隣の監視をしてる連中、『機関』の奴らに時々ブロックされて、思うように出来ない時があるらしい。
可愛そうなもんだな」
A「ああまったくだ。こっちは好きなだけ眺めてられるからな」
有希「夜はお静かに」
A・B「ひいいっ!?」
ルリ「誰かいたんですか?」
レイ「……変質者はもういい」
有希「季節を間違えてまだ頑張って鳴いている虫がいただけ。問題ない」