三姉妹とセミ

レイ「ただいま」
有希「お帰り」
ルリ「お帰りなさい。レイ姉、こんな暑いのに外で何してたんですか?」
レイ「散歩」
ルリ「…はぁ。ご苦労様です。」
レイ「そしたらね。セミがいたの」
ルリ「そういえばいつの間にかあっちこっちで鳴いてますね」
みーんみん…びびびびび
ルリ「ほら、こんなにうるさく…え?」
レイ「セミがいたわ」
ルリ「レイ姉? その手に持ってるのは?…」
レイ「セミがいたの」
ルリ「ひっ…! は、早くはなしてきて下さい!」
レイ「何故? 可愛いわ」
ルリ「私そうゆう虫、嫌いなんです!
レイ姉こそゴキブリとかセミとかよく平気ですね…」
レイ「ルリ。ゴキブリとセミは全然違うわ。まずセミには」
ルリ「いいから早くはなして下さい!」
レイ「…ルリ。この子の名前、シンジに決めたわ」
ルリ「…はぁ?」
レイ「この子の事碇君だと思って…大事に飼うから」
ルリ「飼う気だったんですか! それにシンジさんを出してきても嫌なものは嫌です! 早く捨ててきて下さい!」
レイ「…分かったわ。そんなに怒らないで。今はなすわ」
ルリ「分かってくれればいいんで…い、今? レイ姉? もちろん外ではな」
レイ「えいっ…」

・・・・・・・・・・・・

ルリ「きゃああああ!」


シンジ「うわぁ、あっついなぁ。頭がおかしくなりそうだ。あの三人なら無表情で佇んでそうだけど。でもこの暑さなら綾波達、喜んでくれるだろうな。無表情で。ふふ。
ーい! 綾波、有希さんルリちゃん。アイスの差し入れを…ん?」
ドタンガタッ
ルリ「早く捕まえて下さい!有希姉も本読んでないで手伝って下さい!あっ!レイ姉、そっちです!」
レイ「分かったわルリ。お姉さんに任せ…あっ」
ガタンバキッ
ルリ「何で何も無い所で転ぶんですかぁ!」
シンジ「あれ?来る家間違えたかな?」
ルリ「レイ姉! 早くシンジを追っ払って下さい!」
レイ「ここにシンジが来たのは私の責任だわ。しかし少しばかり愛着が…」
シンジ「…へ?」
ルリ「シンジを捨てる気がないなら…殺虫剤をかけますよ」
レイ「シンジを虫けらみたいに扱うなんて酷いわ…まぁ大体の意味は合ってるけど」
シンジ「酷い…酷いよ」
有希「シンジが追い詰められている(窓際に)」
ルリ「レイ姉、後少しです! 最後はレイ姉の手で(窓から)追っ払って下さい!」
レイ「分かったわ…シンジ。もう来ないで」
シンジ「うわあああああ!」
ダダダダダ…
ルリ「…ん? 玄関から声が」
タタタタタ
ルリ「クーラーボックス?」
ガチャ
レイ「わぁ…アイスだわ。有希、ルリ。食べましょう」
有希「賛成」
ルリ「相当騒いだから暑くてしょうがないです。食べましょうか。まぁこれは明らかに誰かが私達に届けてくれたみたいですし」
みーんみんみん…
有希「一仕事終えた後のアイスは体に沁みる」
ルリ「有希姉は何もしてないじゃないですか。それにもっと体に沁みてるような表情をして言って下さいよ…」
レイ「ルリ…。頭が痛いわ」
ルリ「はぁ。そんなに急いで食べるからですよ。別に誰もとりませんよ」
有希「ごちそうさま」
レイ・ルリ「はやっ」
ちりんちりん…

 

今日も平和な三姉妹






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