1-282の続きです。別作者さん?
唐突ではあるが俺は今、長門のマンションを訪れている。
今の現状、つまり突然現れたのに見知っている長門の姉妹の事や、エヴァと呼ばれる巨人や木製からの侵略者の話を聞くためだ。
どうせまたハルヒが何かしたんだろう、長門に任せれば何とかなるさ。
俺は最初そう気楽に考えていた。
今の現状、つまり突然現れたのに見知っている長門の姉妹の事や、エヴァと呼ばれる巨人や木製からの侵略者の話を聞くためだ。
どうせまたハルヒが何かしたんだろう、長門に任せれば何とかなるさ。
俺は最初そう気楽に考えていた。
「現在の状況がなぜこうなったかは不明。故に修正は行えない」
おまえでもわからないのか?
「推測なら可能。この世界は、本来ならば混じり合わない3つの時間平面の一部が重なって生まれた」
いきなりわからない。
「イメージとしては3枚の絵を重ねて、光に透かして見ているのがわかりやすいと思います」
うぉ、びっくりした、頼むルリちゃん。突然横から話しかけるのは止めてくれ。
「すみません」
「今の世界はきわめて虚ろ。ここでの活動は本来の時間平面に影響を及ぼさない」
…………クリスマスの世界の様な物か?
「極めて似ている。だけど違う、私達は本来の世界からの影響を常に受けている」
「しかし、本来の世界へのフィードバックは無い。…こんにちわキョン君」
長門のセリフを引き継ぎながら綾波が現れる。
何でも良いが音もなくスーっと現れないで欲しい。幽霊屋敷かここは。
原因は何だ。やはりハルヒか?
「可能性は高い。だけど彼女の力だけではない、彼女は平行世界を覗く力はない」
「おそらくそれは、私達の世界の人類補完計画の影響」
「そして、私達の世界にある遺跡ユニットが時間の操作を担当した」
長門、綾波、ルリちゃんの順に説明をくれた。
「この世界は本来の世界の、きわめて穏やかな部品をメインに構成されている。故にこの世界には争いがない。人々は本来の世界での『事件』を記憶しながらも、それが起こらない事に疑問を持たない」
やっぱりさっぱりわからない。古泉なら大喜びしそうな話だと言うことはわかる。
しかし、本来の世界に影響しないって事は…やはりそういうことなのだろうか?
「そう、この世界でアナタが有希を抱いても。本来の世界には関係のないこと」
俺の思考を読んだかのように綾波がそう言った。さらりと中学生がそう言うことを言わないで欲しい。
「…………」
俺は慌てて長門の顔を見るが、その顔は何の変化もなかった。
その代わりか、ルリちゃんが軽蔑する目つきで俺を睨んでいた。
言っておくが、いきなり襲ったりしないぞ。そう言うのはもっと段階を踏んでからだな…。
と、何を言ってるんだ俺は。
慌てる俺の様子を長門は黙ってみていた、その目にはかすかに悪戯が成功した子供のような光がある。
ひょっとして俺はからかわれたのだろうか?
おまえでもわからないのか?
「推測なら可能。この世界は、本来ならば混じり合わない3つの時間平面の一部が重なって生まれた」
いきなりわからない。
「イメージとしては3枚の絵を重ねて、光に透かして見ているのがわかりやすいと思います」
うぉ、びっくりした、頼むルリちゃん。突然横から話しかけるのは止めてくれ。
「すみません」
「今の世界はきわめて虚ろ。ここでの活動は本来の時間平面に影響を及ぼさない」
…………クリスマスの世界の様な物か?
「極めて似ている。だけど違う、私達は本来の世界からの影響を常に受けている」
「しかし、本来の世界へのフィードバックは無い。…こんにちわキョン君」
長門のセリフを引き継ぎながら綾波が現れる。
何でも良いが音もなくスーっと現れないで欲しい。幽霊屋敷かここは。
原因は何だ。やはりハルヒか?
「可能性は高い。だけど彼女の力だけではない、彼女は平行世界を覗く力はない」
「おそらくそれは、私達の世界の人類補完計画の影響」
「そして、私達の世界にある遺跡ユニットが時間の操作を担当した」
長門、綾波、ルリちゃんの順に説明をくれた。
「この世界は本来の世界の、きわめて穏やかな部品をメインに構成されている。故にこの世界には争いがない。人々は本来の世界での『事件』を記憶しながらも、それが起こらない事に疑問を持たない」
やっぱりさっぱりわからない。古泉なら大喜びしそうな話だと言うことはわかる。
しかし、本来の世界に影響しないって事は…やはりそういうことなのだろうか?
「そう、この世界でアナタが有希を抱いても。本来の世界には関係のないこと」
俺の思考を読んだかのように綾波がそう言った。さらりと中学生がそう言うことを言わないで欲しい。
「…………」
俺は慌てて長門の顔を見るが、その顔は何の変化もなかった。
その代わりか、ルリちゃんが軽蔑する目つきで俺を睨んでいた。
言っておくが、いきなり襲ったりしないぞ。そう言うのはもっと段階を踏んでからだな…。
と、何を言ってるんだ俺は。
慌てる俺の様子を長門は黙ってみていた、その目にはかすかに悪戯が成功した子供のような光がある。
ひょっとして俺はからかわれたのだろうか?