ルリ「どうしたんですかコレ?パッと見だけで本体2台にモニタ3台も」
有希「コンピュータ研究会から借りてきた。場所を選ばない読書は学校で、これは自宅で行うほうが効率的」
ルリ「はぁ。効率の点だけで見ればオモイカネや姉さんの能力のほうが…」
有希「彼は“興味を引かれるもの”と定義づけた」
ルリ「(彼…キョンさんのことですね)…能力に上限を設けて趣味にする、ということですか?」
有希「そう」
ルリ「それで…何を処理しているのですか?」
有希「パーソナルコンピュータで使用するOSの製作」
ルリ「………」
有希「………」
有希「“多様化”と“画一化”についてはこれまで様々な意見がある。しかし多様化がある程度達成されている現代においてその答えは明確にされていない。ならば次は画一化を達成させてみて、答えが出るのを待つ」
ルリ「画一化の答えなら歴史の中で既に出ているはずですが?」
有希「それは統一や排他という行為に対する答えであっt
レイ「画一化なら私と碇君が体験したわ」
有希「………」
ルリ「………」
レイ「(おなかがすいたわ)」