キョン「あいやしばらく!拙者貴殿が愛しいのでござる
このような便りを届けたのも貴殿の気をひきたいがため。にんにん今しがたも貴殿で手淫してござる。
拙者の一物を頬張らせてくだされ!
拙者の刀を貴殿の鞘に納めてくれぬか!
拙者の子を授けてくれぬか!
大人しめな御構えなれど実のところ妖艶きわまっておいでか!
今から貴殿宅にお邪魔させていただきたく候!
拙者、おぬしのカラダを天下統一したいのでござる
にんにん!」
有希「……というメールがきた」
レイ「春の陽気にあてられたのね」
ルリ「十中八九、罰ゲームか何かですね」
有希「……そう」
ルリ「いや、そこで残念そうな顔するのはどうでしょう」
レイ「文面はともかく、まさかキョンさんからこんなメールが来るとは思ってなかったもの。
少しぐらい残念に思って当然よ」
有希「返信」
ルリ「スルーしてもいいんじゃないですか? キョンさんが本気でこんなの送るわけないですし」
件名:m9(^Д^)プギャー
本文:谷口Uzeeeee
有希「送信」
ルリ「送ったんですか」
有希「……『みっみっみらくるっみっくるんるん♪』」
レイ「着信音、それになってるのね」
有希「涼宮ハルヒのおすすめ」
ルリ「宣伝効果を狙ってるのが丸見えですね」
レイ「で、返事は?」
件名:よくわかったな
本文:すまん長門。谷口には責任をもってトナカイのカッコで一発芸をやらせる。
あと、このメールは本当に長門本人か? 谷口にそのまま見せるのは
さすがにかわいそうなので、オブラートに包んで伝えたんだが。
レイ「……どうせだからキョンさんにも責任をとらせましょう。デートにでも誘えばいいわ」
ルリ「レイ姉にしては名案ですね」
有希「……(めるめるめるめる)」
レイ「……変な音が聞こえてきたわ」
ルリ「多分、メールしてる時の擬音だと思います」
件名:Re:
本文:それでは足りない。罰としてあなたにも、あなたのお気に入りの一冊を、我が家まで
もってきて欲しい。あと、一番の戦犯には、昼食の際に独りだけ机を離した状態に。
カビの生えたコッペパンを机の奥に入れておくとより好ましい。
ルリ「どんないじめですか。しかも小学生レベルの」
レイ「いじめ、かっこ悪い」
ルリ「21世紀の今にゾノですか。そろそろ一部の人たちが知らなくなってるレベルのネタじゃないですか」