……
世話のかかる姉二人との、(一人だけ)騒がしい朝の時間もいつも通り
滞リなく過ぎ。
リナレイ「じゃ、行ってきまーす!」
はいはい、いってらっしゃい、レイ姉。
そんな短いスカートでいつも全力疾走のようですけど…
よく見えないものですよね。私もいつかはあのような服を着る…んでしょう、ね。
と、視界をふらりと横切る人影。
有希姉、相変わらずその幽霊みたいな歩き方はどうにかなりませんか。
朝でも心臓に悪いです。レイ姉の元気の良さを少し分けてもらいたいです。
長門「…ごめんなさい…」
…もう、朝からそんな眼鏡を伏せて謝らないで下さい。
元気よくいってらっしゃい、有希姉。
一昨日、文芸部に男の子が来たって話してくれたじゃないですか。
今日も会うんでしょう?
…そんな上空に鷹が舞うのを見つけたうさぎみたいに、
凄い勢いで顔を上げないで下さい。もう、早くしないとその子にも迷惑になりますよ?
ああ、ベルが鳴りました。ほら、朝倉さんがもう待ってます。
朝倉さんにはいつもお世話になりっぱなしなんですから。
いってらっしゃい、有希姉。
長門「…いってきます」


こうして学校の遠い姉二人を送りだして、私はもう少しだけ家に留まります。
そうです、それは。いつもの朝の風景でした。
「この」私たちの、いつもの日常です。
そうですよね、オモイカネ?
私は、そう名付けた居間のノートパソコンに問いかける。
これもいつもの風景でした。





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