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「ルリ…ルリ…」
ゆさゆさと体が揺らされ、暗闇の中で名前を呼ばれる。
目を開けると、鍋つかみをつけたレイ姉の姿がすぐそこにあった。
「なんなんですか、レイ姉…」
せっかく気持ちよく眠っていたところを無理やり起こされ、気分はよくない。
「お粥、作ってみた…」
レイ姉は畳に置いた鍋を指す。
「お粥を作ってくれたのは感謝しますが、その為に寝ているところを、わざわざ起こさないで下さい。本末転倒です。それと熱した鍋は、直に畳に置かないでください。畳が焦げますから」
「そう…」
短く答えると、レイ姉は鍋を移動させる。
「だからって、布団に置かないで下さい。布団も焦げますし、それ以上に私の身動きが取れなくなります」
「でも、他に置く場所がない…」
「鍋敷きでも持って来ればいいじゃないですか。そのぐらい考えてください」
「そう…わかった…」
鍋を布団の上に置いたままレイ姉が部屋を出て行ってしまったので、鍋敷きを持って戻ってくるまでの間、身動きが取れなくなってしまった。




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