「6-493」(2007/07/28 (土) 17:47:06) の最新版変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
<p>レイ「夏、それは人が一年で一番開放的になる季節」<br>
有希「……」<br>
ルリ「……」<br>
レイ「お願い、反応ぐらいして。ほらルリ、いつものツッコミは?」<br>
ルリ「それは……狙ってやってるんですか?……まぁいいですけど。<br>
で、開放的がどうしたんですか?」<br>
レイ「チャンスの時期到来よ。なんといっても、夏ですもの。<br>
ひと夏の思い出を咲かせるわ。そう、夜空に舞う花火のように」<br>
ルリ「……」<br>
有希「まだ梅雨明けしていない」<br>
ルリ「花火のように咲かせたら、一瞬で消えてしまいます」<br>
レイ「……ずいぶん冷めてるのね。恋する乙女心が分からないの?」<br>
有希「どちらかと言えば姉さんが浮いている。やや暴走気味」<br>
ルリ「それに分からないのはレイ姉の言ってることです」<br>
レイ「ふふ。だんだんツッコミもノッてきたわ。それでこそ私の妹たちよ」<br>
ルリ「そろそろ夕飯の買い物に」<br>
有希「読みかけの本があった」<br>
レイ「あ……逃げないで二人とも」<br>
ルリ「ヒマなんですね?」<br>
有希「碇シンジに相手をしてもらうべき。そうすれば、全て解決する」<br>
ルリ「あぁ、そういうことですか」<br>
レイ「……だから、どうやって誘えばいいのか悩んでるの」<br>
ルリ「なにを今さら。ていうか、だったら最初からそう言ってください」<br>
有希「本当に今さら。いつものように誘えばいい」<br>
レイ「それだと、何だかありきたりじゃない。もっと碇くんの<br>
ピュアでウブなハートを刺激したいの」<br>
有希「そういう趣旨なら、誘い方とともに内容も考慮するべき」<br>
ルリ「ピュアでウブって……」<br>
有希「たとえば夜のデート」<br>
レイ「夜のデート……とても、いやらしい響きね」<br>
ルリ「いやらしいのはレイ姉の頭の中です」<br>
有希「次に会ったときにさりげなく耳元で『今夜、ヒマ?』とささやく。<br>
できれば周りに人がいる中で、内緒話でもするかのように聞くのが望ましい。<br>
碇シンジの返事を待つ間は、潤んだ瞳、上目遣いをすること。<br>
さらに、軽く撫でるような感じで相手の指に触れたりすると尚良し」<br>
ルリ「ゆ……有希姉……?」<br>
レイ「すごいわ有希。それならうまくいきそう……やってみる。ありがとう有希」</p>
<p>翌日</p>
<p>レイ「それじゃあネルフに行ってくるわ。今夜は帰らないかもしれないから……ふふふ……」</p>
<p>ルリ「本当にうまくいくんですか?シンジさん、ああいう誘われ方には慣れてないんじゃ……<br>
それにレイ姉のことですから、たぶんアスカさんのいる前で誘いますよ」<br>
有希「おそらく、惣流・アスカ・ラングレーはすぐに察知する。<br>
そして典型的な三角関係のドタバタコメディーが展開……」<br>
ルリ「……有希姉、楽しんでません?」<br>
有希「大丈夫。レイ姉も、結局楽しんでくれる」</p>
<p>レイ「夏、それは人が一年で一番開放的になる季節」<br>
有希「……」<br>
ルリ「……」<br>
レイ「お願い、反応ぐらいして。ほらルリ、いつものツッコミは?」<br>
ルリ「それは……狙ってやってるんですか?……まぁいいですけど。<br>
で、開放的がどうしたんですか?」<br>
レイ「チャンスの時期到来よ。なんといっても、夏ですもの。<br>
ひと夏の思い出を咲かせるわ。そう、夜空に舞う花火のように」<br>
ルリ「……」<br>
有希「まだ梅雨明けしていない」<br>
ルリ「花火のように咲かせたら、一瞬で消えてしまいます」<br>
レイ「……ずいぶん冷めてるのね。恋する乙女心が分からないの?」<br>
有希「どちらかと言えば姉さんが浮いている。やや暴走気味」<br>
ルリ「それに分からないのはレイ姉の言ってることです」<br>
レイ「ふふ。だんだんツッコミもノッてきたわ。それでこそ私の妹たちよ」<br>
ルリ「そろそろ夕飯の買い物に」<br>
有希「読みかけの本があった」<br>
レイ「あ……逃げないで二人とも」<br>
ルリ「ヒマなんですね?」<br>
有希「碇シンジに相手をしてもらうべき。そうすれば、全て解決する」<br>
ルリ「あぁ、そういうことですか」<br>
レイ「……だから、どうやって誘えばいいのか悩んでるの」<br>
ルリ「なにを今さら。ていうか、だったら最初からそう言ってください」<br>
有希「本当に今さら。いつものように誘えばいい」<br>
レイ「それだと、何だかありきたりじゃない。もっと碇くんの<br>
ピュアでウブなハートを刺激したいの」<br>
有希「そういう趣旨なら、誘い方とともに内容も考慮するべき」<br>
ルリ「ピュアでウブって……」<br>
有希「たとえば夜のデート」<br>
レイ「夜のデート……とても、いやらしい響きね」<br>
ルリ「いやらしいのはレイ姉の頭の中です」<br>
有希「次に会ったときにさりげなく耳元で『今夜、ヒマ?』とささやく。<br>
できれば周りに人がいる中で、内緒話でもするかのように聞くのが望ましい。<br>
碇シンジの返事を待つ間は、潤んだ瞳、上目遣いをすること。<br>
さらに、軽く撫でるような感じで相手の指に触れたりすると尚良し」<br>
ルリ「ゆ……有希姉……?」<br>
レイ「すごいわ有希。それならうまくいきそう……やってみる。ありがとう有希」</p>
<p>翌日</p>
<p>レイ「それじゃあネルフに行ってくるわ。今夜は帰らないかもしれないから……ふふふ……」</p>
<p>ルリ「本当にうまくいくんですか?シンジさん、ああいう誘われ方には慣れてないんじゃ……<br>
それにレイ姉のことですから、たぶんアスカさんのいる前で誘いますよ」<br>
有希「おそらく、惣流・アスカ・ラングレーはすぐに察知する。<br>
そして典型的な三角関係のドタバタコメディーが展開……」<br>
ルリ「……有希姉、楽しんでません?」<br>
有希「大丈夫。レイ姉も、結局楽しんでくれる」</p>
<hr>
<p>ネルフにて</p>
<p>ミサト「じゃあ今日はもう上がっていいわよ。<br>
お疲れ様」<br>
シンジ「お疲れ様でした」<br>
アスカ「お疲れ~。さーて、帰ろっと」<br>
レイ「碇君・・・・・」<br>
シンジ「ん?どうしたの綾波?」</p>
<p>てくてく、スッ</p>
<p>レイ「ボソッ)今夜、ヒマ?」<br>
シンジ「え・・・・・・・・・・?」<br>
レイ「(成功)」<br>
シンジ「今、何だって?<br>
声が小さくてよく聞こえないや」<br>
レイ「・・・・・・・・・・」<br>
アスカ「あんた達、何してんのよ?帰らないの?」<br>
シンジ「いやぁ、綾波が・・・なんか・・・・・」<br>
アスカ「?」<br>
レイ「(もう一度)<br>
・・・・・今夜、ヒマ?」<br>
シンジ「えっ・・・・・」<br>
レイ「(届いたっ)」<br>
アスカ「な、何ですってぇー!?」<br>
レイ「(しまった。こうなったら・・・・・<br>
そのまま続行)」<br>
シンジ「綾波それってどういう・・・・・」<br>
レイ「・・・・・」←上目使い<br>
シンジ「うっ。<br>
こ、今夜は別に何にも無いけど・・・・・?」<br>
アスカ「な、何言ってんのよ馬鹿シンジ!<br>
あんたは私との約束があるでしょ!」<br>
シンジ「えぇ!?そうだったっけ!?」<br>
アスカ「そうよ!えっと・・・・・その・・・・・<br>
今日はパーティー!そう!パーティーの約束してんのよ!<br>
ハル姉も困ったもんよね~。<br>
祝うことなんて無いのに急にパーティーやるって言うんだもん」<br>
シンジ「そんな約束した覚えが・・・」<br>
アスカ「したのよ!私が言ってんだから間違いないわ!」<br>
レイ「(負けないわ)碇君・・・・・」←まだやってる<br>
シンジ「あ、綾波っ・・・・・<br>
そうだ、それじゃあ・・・・・・・・・・」</p>
<p><br>
3姉妹宅</p>
<p>ルリ「レイ姉遅いですね。<br>
まさか本当に帰って来ないなんてこと無いでしょうね」<br>
有希「それは無い。きっと・・・」<br>
ルリ「有希姉の期待通りですか?」<br>
有希「そう」<br>
レイ「(ガチャ)ただいま」<br>
ルリ「あ、お帰りなさい」</p>
<p><br>
レイ「ということで今夜6時から<br>
お隣さんでパーティーすることになったわ・・・・・(シクシク)」<br>
有希「レイ姉、泣かないで」<br>
レイ「これは涙・・・・・?泣いているのは・・・・・私?」<br>
ルリ「バカばっか」</p>
<p><br>
お隣では</p>
<p>ハルヒ「まったく!なんで急にパーティーするなんていうのよ!<br>
お陰でこっちはてんてこ舞いよ!」<br>
翠星石「そうですぅ!準備するこっちの身にもなれですぅ!」<br>
アスカ「ご、ごめんなさい・・・・・」</p>
<p><br>
有希 「姉さんに言いたい事が」<br>
レイ 「何?」<br>
有希 「碇シンジはバイセクシャルの可能性がある」<br>
レイ 「……何故?」<br>
有希 「彼は姉さんの裸体に動揺しただけなら、普通の男と変わらない<br>
しかし彼は渚カヲルに迫られ、満更でも無い顔をしていた」<br>
レイ 「有り得ないわ<br>
だって、碇くんにそんな甲斐性は無いもの」<br>
ルリ 「何気にヒドイ事言ってますね」<br>
レイ 「碇くん、言葉責めが好きそうだから大丈夫」<br>
有希 「確かに彼は、劇場版で自分を罵って欲しいと、赤い二号に要求していた……」</p>
<p><br>
ルリ 「またオチ無しですか」<br>
ゴメンナサイ</p>
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: