「6-303」(2007/07/07 (土) 11:01:03) の最新版変更点
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<p>レイ「おめでとう、ルリ。これでまた一つ、大人の階段を登ったのね」</p>
<p>有希「あなたはまだ、シンデレラ」</p>
<p>ルリ「どこのH2Oですか。それに誕生日は迎えても、本編で描かれない限り歳は取りません」</p>
<p>レイ「架空の世界の特権ね」</p>
<p>有希「学校も、試験も何にもない」</p>
<p>ルリ「どこの日本妖怪ですか。ていうか、二人とも学生だし試験もあります」</p>
<p>レイ「そんな事は生命の海に流せばいいわ。それよりもこれ」</p>
<p>有希「私と綾波レイの二人で製作した。是非食べて欲しい。あなたに。味も問題ない。確認済み」</p>
<p>ルリ「……まさか手作りはないだろうと思ってただけにずるいです……」</p>
<p>レイ「happy birthday to you」</p>
<p>有希「happy birthday to you」</p>
<p>レイ・有希「happy birthday dear ルリちゃーん ……happy birthday to you~~……」</p>
<p>ルリ「……」</p>
<p>レイ「……ルリ、火を消して」</p>
<p>ルリ「……こういうの、慣れません……ふうーっ……」</p>
<p><br>
パチパチパチ</p>
<p>ルリ「ところで、二人とも唄ってる時明らかに普段の声と違う本気モードの歌声だったんですけど」</p>
<p>レイ「きっと気のせいよ。……有希」</p>
<p>有希「(コク」</p>
<p>ルリ「? なんですか?……『二泊三日箱根の旅』……? これ……」</p>
<p>レイ「アキトさんとユリカさんと行って来て。私達で旅行するのも考えたんだけど、いつでも行けるから」</p>
<p>有希「たまに違う環境で過ごすという事はリフレッシュに繋がる」</p>
<p>レイ「それに何より、二人はルリにとってもう一つの家族だもの」</p>
<p>ルリ「……ありがとぅ……ございます……」</p>
<p>レイ「ございました」</p>
<p>有希「……ございました」</p>
<p>ルリ「……で、この二泊三日の間、レイ姉たちはどうするんですか?」</p>
<p>レイ「……ルリ、今は電話一本で食べ物が家に来る時代よ」</p>
<p>有希「日本におけるコンビニエンスストア、及び自動販売機の普及率は過剰とも言える状態。<br>
ただ、今回はこの状態を有効に活用すべき」</p>
<p>ルリ「はい、アウト。とりあえず、アキトさんから教えてもらったレシピ置いておきますから。なんとか頑張ってください。<br>
頑張ればケーキだって出来たんですし……お願いしますよ?」</p>
<p>レイ「大丈夫よルリ。今はゲーム機が料理の作り方を教えてくれる時代よ」</p>
<p>ルリ「それ、買って半日で引き出しに封印されたじゃないですか。有希姉もマナーブックのを買ったはいいけど<br>
すぐ興味なくしましたし。……ほんとーに、大丈夫ですか? この時期は洗濯物干すのも気をつけてくださいね?」</p>
<p>レイ「大丈夫よ、ルリ。本当に大丈夫だから。何も心配しないで、旅行を楽しんできて」</p>
<p>有希「(コク」</p>
<p>ルリ「そこまで言うならわかりましたけど……」</p>
<p>そしてレイと有希の、サバイバル生活が始まる……!!</p>
<p>ルリ「なんですかこのナレーション。しかもサバイバルて。家の中ですけど」</p>
<p>レイ「最悪、生野菜があれば生きていけるわ」</p>
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