エリオット・セーレム(cv中井 和哉)



攻撃的な性格を非難されることが多く、感情の起伏が激しく口が悪い。だが、彼にとって幸運なことは、リオスが常に側に立ち、早まった行動を制止してくれることである。ふたりはよく言い争いをするが、こと戦場において彼らが偉大なコンビであるということは誰もが否定できない。リオスが戦略を立て、セーレムがそれを実行する。リオスのおかげで、何も考えずに戦場に赴いても、瞬く間に敵を倒すことができるのだ。

少年の心を忘れないセーレムは、悪ガキのように振る舞ったり、自分の意見に対して頑固であったり、どんちゃん騒ぎを好んだりする。

そんな性格もあり、派手なライフスタイルを好む傾向にある。そのため、それなりに金を稼いでいるにも関わらず、どんなにリオスが口やかましく助言をしようが、セーレムには経済的トラブルが付きまとうのだった。
ギャングの一員であったエリオット・セーレムが屈強な兵士になったきっかけは、ルイジアナ州の刑法制度にあった。刑罰で兵士となった彼だが、刑務所へ戻ることが日常となっている友人たちよりは、いくらか聡明だった。彼にとって、祖国のために尽くしながら金にもなるUSA陸軍レンジャーズに入隊するのは当然であった。
セーレムは、数年に渡る公職の後、民間軍事会社に魅力を感じていた。その理由はもちろん戦闘のスリル、そして世界中を旅してまわっては異文化同士が銃で撃ち合うのを見ることができるからだった。民間軍事会社に対する一般人の認識の衰えに対し、怒りをおぼえるとともに私益と公益の間にあるその一線に疑問を感じつつあった…。

タイソン・リオス(cv乃村 健次)


この世には、知能を持って生まれてくる男がいれば、腕力を持って生まれてくる男もいる。しかしながら、稀にその両方を兼ね備えた男もいる。それが、タイソン・リオスである。ブルックリンの殺気に満ちたストリートで育ち、アメリカの大型トラックのような体格のリオスは、タフで強固な意志、戦いに対する臨戦態勢、マニアックなまでの重火器への愛をもつ、生粋の戦士であり兵士になるために生まれてきたような男だ。

戦場において、リオスは常に冷静だ。そして、本能で彼は戦場とひとつになる。彼は戦時下の強烈なプレッシャーのもと、自分の行動に対して常に注意を払い、正しい判断を下し、どんな絶体絶命な状況であっても対処方法を見つけ出す。そして、いかなる困難にも打ち勝つのだった。

そしてリオスは、彼の相棒セーレムのためにもチームのリーダーとして道徳的な役割を演じる。リオスは決して自分が犯した過去の失敗を忘れることはしない。
そして、彼の顔にあるその暗示のような傷痕は、失敗から常に何かを学び取らせる。とある作戦中の大爆発で出来たその顔の傷痕を見るたびに、友人との約束は2度と破らないという自らの信念を思い出すのだった……。
リオスはアフリカ某国でアーミー・レンジャーとして軍務に服していたが、民間軍事会社からの誘いを受けて、そちらへ移籍した。ところが、その雇用主であったS.S.C.の裏切りに合い、親友のセーレムと共に中国の上海で自分たちの会社を設立することになる。起業を始めた当初、世界を変えられると信じていたリオスだったが、現実を知るとともに自分が起こせる変化など少ないものだと感じ始めていた。
そして今、そもそもこんな苦労をする意味が果たしてあるのかという疑問を胸に抱くのであった…。

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最終更新:2010年03月29日 18:05