公式用語辞典/あ行
あ
アーキテクト
- フォーミュラフロント・リーグの u-AC(unmanned AC) を組み上げる技術者。
- FFAの発行するライセンスを取得しないとなれない。
アーマード・コア
- 通称「AC」
- ゲームタイトルにもなっているシリーズの主役であり、プレイヤーが操作することになる自機である。
- MTにコア思想を取り込んだCMTをさらに武装・発展させた機動兵器の名称として定義されている。
- シリーズによって多少異なるが、数ある頭部、腕部、脚部、ジェネレータ、ブースタ、武装などを選択し、コアと呼ばれる中核パーツに接続することで完成される。
- パーツの組み換えによって多種多様な状況に柔軟に対応できることが最大の強みである兵器であり、故に各ミッションに応じて最適な機体を構築していくことがシリーズを通しての最大の課題となる。
- LRのエドに言わせれば、主人公の強さの理由は多種多様のパーツを一様に使いこなせる、すなわちACという兵器を真の意味で使いこなせているところにあるらしい。
アームズフォート
- 通称「AF」。
- ACfAで登場する、アーマードコア・ネクストに取って代わった企業の主力兵器。規模は小型のもので数百m、巨大なものでは数kmにも及び、形態も様々。
- ネクストは国家解体戦争やリンクス戦争において企業の最重要戦力として位置づけられていたが、リンクス戦争における人数の消耗に加え、特定の個人に戦力を依存する事の脆さが露呈した為、各企業は、個人に依存しない代替が可能な多くの人員によって運用できる戦力を目指してAFを中核とした物量を戦略の中枢に置くことに方針を変えた。
- 火力、防御力はネクストを遥かに上回り、ノーマルACなどの既存の兵器では太刀打ち出来ない。
- その武装の豊富さや装甲の堅牢さ故に並の実力ではネクストでさえも歯が立たない。故にAFの撃破はリンクスとしての実力の高さを証明するものでもあり、AFを撃破して初めて一流のリンクスとして認められると認識されている。
アクチュエーター複雑系(ACS)
- AC4から登場した設定。
ACSとは、「Actuator Complexity System」の頭文字をとった略語で数万の小型起動装置がお互いに連結したり関連したりすることで、一つのものを動かすという特殊な制御技術の名前。当初はアルドラにより開発研究されていたが、他企業に漏洩。劇中では「比較的ハードルの低い技術」と認識されている。
- やはりハードルの低い技術故か…本編には欠片も出てこない単語。
- 数万の小型起動装置が云々というからには、やはり「筋肉」って感じの生っぽい機関なんだろうか……。
- アクチュエーターとはピストンとシリンダーからなる電力や空気圧で動く機関の総称。わかりやすい例で言うとモーターの事。AC4ではおそらく超小型化したアクチュエーターを組み合わせる事によってACの作動効率を最適化させているものと思われる。
- ハードルが比較的低い技術とはいっても数万のアクチュエーターを効率的に組み合わせる計算と作業は想像を絶する手間と時間がかかるものだろう。アルドラ製のHILBERTシリーズが全般的に性能の高い理由はここにあるものだと思われる。
アナイアレイター
- 小説「アーマード・コア マスターオブアリーナ」の主人公フリッツ・バーンが搭乗することになる機体。
- ゲームでのオープニングムービーと同じ機体構成・色であるため、特に名称も存在しなかったために、小説版のこの名称が浸透するようになった。
- 意味は「殲滅者」。小説では終盤に重量二脚に変わっている。
アライアンス
- NXラストでの特攻兵器の襲来によって大きなダメージを負い、勢力維持が困難になった各企業がやむを得ず結成した連合。
- その為キサラギ派のようなグループも存在するようだ。
- かつての三大企業が母体であるため物量の多さはダントツだが、バーテックスに比べるとAC戦力の質で引けを取る。
- 場合によっては戦術部隊からそっぽを向かれ、直属のAC戦力がモリだけになることもある。
い
イレギュラー
- 幾つかのシリーズで主人公(プレイヤー)を指して使われる呼称。一部では称号ととらえる人も
- 初代での意味は、ネストAIの再生計画の枠を外れ、地下世界の勢力バランスを変えてしまうほどの立場になってしまった存在を指すものと思われる。
- プレイヤー以外に粛清されたイレギュラーも存在していたはず。
- その後も幾つかの作品で「イレギュラー」の名称は使われるが、そのたび、微妙に定義が異なっている。
- しかし、AC一機で化物じみた戦闘力を発揮する人間に与えられる名称という点では共通している。
う
ヴィクセン
- PPで登場したレイヴン、スティンガーの駆るカスタムAC。人気の高いACだったが、プレイヤーは使用出来ない。詳しくはPPの関連ページを参照。
- NXでプレイヤーも使用可能に。「ヴィクセン」の名も、脚部に受け継がれている。
- PP→AC2AA→N系で武装性能が大分異なっており、AAではコアから拡散レーザーを放ったりするが、N系の同型コアでは勿論そんな機能は無い(´・ω・`)
ヴェノム
- PSACシリーズで設定上存在するクローム・マスターアームズ製のカスタムAC。ヴィクセンの原型になった。
- 異様に長い腕部・細く逆関節的な脚部など、何処か歪な印象はクローム系の特徴。
- 初代に登場した敵AC「スウィフト」「スパイトフル」もデザインの時点ではヴェノムと同系だった。
- しかし実際のゲーム上では初期ACのグラフィックが流用された。
え
エムロード
- 旧クローム系企業が集まって出来た複合企業、2シリーズでの主要企業の1つ。
- 強行手段を得意とし、地球では最大規模の企業だが、火星ではジオ・マトリクスに遅れをとっている。
- 火星では支配圏を広げるべく結託したLCCとバレーナによって壊滅させられ、以後LCCの管理下に置かれてしまう。
- 社名はエメラルドのフランス読み。エムロード製品にはELB-XXE-LAPIN(ラパン、フランス語でウサギ)というフランス語を使用したパーツも存在する。
- 3以降LRまで登場した同ポジション企業のクレスト社はエネルギー兵器をあまり製作しないが、エムロード社はエネルギー兵器もそれなりに製作している。その一方でフロート型脚部は一つも製作していない。
エンブレム
- ACシリーズの慣例として、どのレイヴンやリンクスその他のAC乗りたちもそれぞれ個人を表すエンブレムを所有し、自身の機体の左肩に貼り付けている。
- プレイヤーもゲーム内の描画ツールによってドット打ちなどでエンブレムを作成可能。ただし遠目でも綺麗に見えるエンブレムを作るには技術と根気とデザインセンスが必要となる。
- エクステンションの追加装甲や一部の肩武器にもエンブレムを貼れるものが存在する。
- ゲーム中ではどれほど下位のランカーでも、自身のレイヴン名や機体名、信条や機体のアセンを反映したオサレなエンブレムを所持しており、メールを送ってくる者はエンブレムのアニメーションまで持っている。
- どのレイヴンも絵心があるとは考えづらいので、ネスト等のレイヴン派遣組織がエンブレムを描く絵師を紹介してくれるのかも知れない。
- ランカーのエンブレムは選択画面でスタート+セレクト同時押しなどの操作でパクることができる。
- ゲームを始めたばかりのプレイヤーが自前のエンブレムを作ることは難しいが、多くのサンプルエンブレムが用意されているのでそれらを使っても良い。
- 初代ACに登場したレイヴン・ヴィジランティは自前のエンブレムを持たずサンプルを改造したものを使っていたが、彼とプレイヤー以外に同じようなことをしているAC乗りはシリーズに登場しないようだ。
- ゲームの登場人物のエンブレムはコミック調だったり真面目なタッチのものが多いが、プレイヤーの中には美少女キャラを描いた「萌えンブレム」を採用する者もいる。
お
オーバードブースト(OB)
- 2から登場した新要素。略称のOBは Overed Boost の略。ちなみに海外版では Over Boost の模様 (オーバー「ド」ではない)。
- コアに内蔵されたブースタによる高速移動で、起動すると一定の充填時間の後に爆発的な加速を得る。
- AAからは発動時に熱が発生するようになり、ラストレイヴンまで仕様変化はありつつも、使用には熱が関係するようになった。
- 4からは熱システムの撤廃に伴い、設定も変更。
コジマ粒子発生機構から供給されるコジマ粒子を全てOBに回す事によって瞬間的に超加速を得る事が出来、PAが発動中の空気抵抗を減らす。
使用時にコジマ粒子を使うPAは自動的に減衰してしまうというデメリットが存在する。
- PS2時代は最大1000km/h近い速度。AC4からは1000km/hを超え、ACfAに至っては2000km/hを超える事も。
- 長年続いたこのシステムは、ACVでグライドブーストという名称に変わった。機能面はそれほど変わっていない。
- 河森氏は設定画上で「スーパーチャージャー」と呼んでいた。
オービットキャノン
- ミサイルのようなロック形式だが、目標を自動的に追尾・攻撃する小型自律兵器を射出する兵器。
- ありていに言ってしまえばビットないしファンネル。ロボ好きにはたまらない武器。
- 初出は2系の「ZWX-F04/ORBIT」。このときは性質が実戦向きでなく、ビジュアルパーツでしかなかった。
- 3系では「MWC-OC/15(30)」、N系では「WB26O-HARPY」と「WB27O-HARPY2」の事。
- 以上は肩武器だが、SL以降は武器腕版もある。また、両肩装備で目標を追尾せず射出地点に滞空するタイプのもの (通称「置きビット」) も存在する。
- ミサイルと性質が似ており、最大ロック数が少ないFCSを装備中だと一度に射出するキャノンの数が減ってしまう。また、連動ミサイルにも対応している。
- 大きなダメージは狙えないが、相手への嫌がらせや撹乱に使用される。また、タンクキラーとしての側面も持つ。
- ブースト削りや装甲削りになかなか役に立つ。
- FFではタンクなどの重量機が強アセンとして定着しており、AIは回避が苦手なのも相まって持続的にダメージを与えやすく、使い勝手は悪くない。ただし、瞬間火力を重視したガチタンと真正面から撃ち合うには火力不足なため、防御重視のAIにしたり連動ミサイルと組み合わせるなどの工夫が必要である。
- 初登場時は新時代を感じさせるネタ武器として大いに驚かれた。その後、一般のパーツに混じって市民権を獲得するも、今ではすっかり地味なポジションに落ち着いた感がある。
- 4系以降は未登場。自動攻撃という面では、(自動追尾の機能はないが) V系のセントリーガンやターゲットガンがオービットの系譜だろうか。
最終更新:2023年12月20日 16:15