なかのせかい


 コロニーから舞い戻った人類は地上にドーム状の居住空間をいくつも建設しました。ドームは外周部分を強固な壁で囲い外からの望まない侵入者を防ぐためと特殊なドーム部分を維持する役目を果たします。ドーム部分を除くとそれはローマのコロシアムのようなすり鉢状の形をしてます。それは半径数キロ場合によっては十キロを超える巨大な建造物です。ドーム部分は紙よりも薄い膜のような構造をしてます。有機物で出来ておりある種の細菌に近い性質を持ちます。ドーム外から有害な物質を取り除き内部に空気や水分を補給します。また、薄いためしばしば破れたりするのですが直ちに生物的に修復されます。
 内部はかつての地球環境を取り戻し、自給自足が可能なため、人類にとって快適な環境を再現してます。しかし、かつての地球に比べその許容量は遙かに低いので内部では派手なエネルギー消費はできず、その暮らしは一部の人間を除き質素で前時代的です。それでも過酷な外や自由の少ない上の世界に比べれば遙かにマシと思える生活環境です。
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外観の一部。内部は荒廃前の地球の世界が広がる。
薄く見えるのが有機物のドーム部分である

いわゆる巨大なドーム型居住区域の事。軌道上コロニー政府と地球上政府との間に起こった戦争により荒廃の一途を迎えた地球に突如として出現したと言われている。“中の世界”に住む住民は地球に昔からいた人達ではなく、“中の世界”を造った“方舟”の人達がほとんどだと言われている。ただ、それも既に建造されてからかなりの歳月を迎えているので噂レベルまで風化しつつある。もっとも、その生活・文化レベルを見ると真実だと思われるが。読売グループの所有物ではない。断じて。



LIR補足


完成されたバイオスフェア。地下居住区も一種のバイオスフェアではあるが、不完全である。


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最終更新:2006年12月06日 10:34