そとのせかい


 地下に新天地を求めた人類ですが、既に大半の技術力を失っていたためそれは困難を極めました。まずは各地に点在していた洞窟や鉱山や地下施設の跡地を利用することから始まりました。そこを徐々に拡大し隣接する地下同士を繋げ除々に規模を拡大していきました。内部は決まった計画もないまま建設されてしまったため無秩序な景観をしています。ある程度の安定した居住空間を手に入れた人類は以前のように活発に活動し始めます。しかし、技術力は失われているため精々それまで造られた物を維持し使用する程度です。また、大きくなった地下居住空間同士の交流も盛んに行われ、そこそこ繁栄しました。
 しかし、またもや外の世界の人類は同じ愚行を繰り返します。無駄なエネルギー浪費を行い、大切な地下空間をも汚染させ僅かに残った他の地下居住空間を奪い合うようになります。
 そんな閉塞的状況を打破するために、一時期は失われた技術を応用した“地球抜け”と呼ばれる地球外への脱出が盛んになったことがあります。しかし、それらが成功したかは定かではなく、その後の“裁き手”の出現などにより、その勢いは下火になっていきました。それに伴い、人々の心は絶望的・閉塞的になってきています。
 WHATEVERはまさにその時の自ら破滅に向かおうとしている外の世界を表現してます。
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夜明けの様子。一見普通だが実際は死の世界と言える

地球上に於いて、ドーム型居住区域…“中の世界”以外の全ての場所を指してこう呼ばれている。外というのは“中の世界”から見た見方であることは言うまでもない。かつての戦争や地殻変動などで絶望的な汚染・荒廃、磁気嵐の頻発、昆虫類の肥大・凶暴化などで、人々は地下に居を構えるしか手段が無くなっている。が、そんな中でもどこかに“楽園”と呼ばれる場所があると噂されている。



LIR補足


外の環境、特に地上は苛烈と言うほか無く、その環境にいち早く適応した昆虫や甲殻類が生物の頂点に君臨している。哺乳類は元々地下を生息圏にする種以外はほぼ絶滅し、人間も捕食対象となっている。話中では今の所昆虫などは出てないが、今後に期待。



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最終更新:2006年12月06日 10:31