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「第351話~第360話」(2010/03/07 (日) 08:05:28) の最新版変更点
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11 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/14(日) 14:06:48.83 0
第351回
「あ、そうだ。ね、3年生の教室ってどこ?」
お昼休み、愛理ちゃんと梨沙子ちゃんと3人でお昼を食べていて
聞いておかなければいけないことを聞いた。
「あっちの校舎の2と3階だよ?」
「そっか、変わってないんだ。よかった」
「どうかしたの?」
「あぁ、えっとね、友達が一人いてさ。確か、文芸部なの。名字は忘れちゃったんだけど、桃子っていって」
「「えっ!!?」」
「桃子、ももは多分、知ってる」
「ほんと?」
お姉ちゃんが、文芸部だった。で、ちょくちょく出入りしてた私は同学年の子と知り合って
結構気の合う子で、私は文芸部の部員じゃなかったけどたまに遊んだりして。
そうこうしてるうちに私は入院しちゃったんだけどさ。
もも、真野ちゃんって呼び合ってたんだよね。でも、入院して以来会ってない。
…私が知らせなかったからで、知らせたくなかったからで。
ってそれはまぁ、いいんだけど、せっかく登校してきたんだから会いたい。
「文芸部、私たちも文芸部なの。」
愛理ちゃんは梨沙子ちゃんと自分を指してそう言った。
え?そうなの?じゃあ、その、もも、で間違いないかな?
「あとで行こう、連れて行く」
「え、うん」
と言って、連れて来られたのは懐かしい文芸部。やっぱりちょっとカビくさい。
でも、お姉ちゃんが青春を捧げた場所で私は結構好き。
ももはまだここにいるんだね。きっと大好きなんだろうなぁ。ももを救った場所だから。
12 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/14(日) 14:08:04.66 0
第352回
「ももー、お客さんだよ」
愛理ちゃんが部室のドアを開いて言った。うわぁ、ちょっとドキドキする。
「ん?誰、入部希望の人?」
懐かしい声がする。ももはきっと変わっていないだろうなぁ。
「ううん」
「もも!」
「え、・・・ま、真野ちゃん!!?」
ももが間抜けな顔して現れた。やっぱり、変わってないなぁ。ちっこくて、可愛らしい。
ほんとに3年生?なんてからかいたくなるような。
「久しぶり!」
「え、な、なんで?転校したんじゃないの!?」
「ううん。休学してたの・・・まぁ、ももにはウソついてたけど」
「なんでまた・・・・・・もうビックリしたなぁ・・・あぁ、なんかもう心臓に悪い!」
「もも、ほんとに3年生?」
「・・・言うと思った、ふん。」
「ま、私は1年生だけど」
「あ、そうなんだ」
「私たちと一緒のクラスで」
愛理ちゃんがももにそう言った。ももはふーんそっかと言った。
ももは一人で、この部室でなにやら作業をしていたようで。
13 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/14(日) 14:09:33.20 0
第353回
それから、数十分が経って・・・・
「じゃあ、あと一人だ!」
「あと一人で目標達成!」
「テンション上がってきた!」
…・と、いう話になっていた。
文芸部みたいな空気の部に10人以上部員がいるというのがまず信じられない・・・
お姉ちゃんが聞いたらきっと腰抜かす。
でも、私がその力になれるんならちょっと嬉しい。私は入部の誘いを快諾した。
しかしあいつ生徒会長なんだ。すっごく意地悪なやつって思ってたけど
やっぱり今もそんなことやってるって聞いて妙に納得しちゃった。
と、いうことで、あと1人らしい。でも、どんなことでもあと1つっていうのが難しいんだよね。
そんなことを思っていたら、一人の、黒髪の綺麗な子が部室に飛び込んできた。
「もも先輩、話がある!」
とそれだけ言って、もものことを連れて行ってしまった・・・誰なんだろう?
114 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/19(金) 00:37:47.78 0
第354回
「なぁに、すーちゃん」
「いや、あの」
「ん?」
「・・・・・・茉麻、何やってんの」
すーちゃんに部室から引っ張り出されて、体育館の前に連れて来られた。
真野ちゃんとゆっくりお喋りしたかったんだけどなぁ・・・・。
と考えていると、聞こえてきたのは聞き覚えのある声。
「あれ、会長さん。どうしたの?」
「茉麻、何してんの」
「佐紀ちゃんに話をしてもらおうと思って」
「はぁ?」
「え?話?すーちゃん?」
「もも先輩、佐紀ちゃん、生徒会長がもも先輩に話があるんだって。」
「う、うん・・・」
「聞いてあげてね、私は教室に戻るから」
「ちょっと茉麻何考えてんの!?茉麻!!」
会長さんがすごく怒ってる。すーちゃんに対して怒鳴らんばかり。
でも、すーちゃんはしれっとした顔してさっさとその場からいなくなった。
…そこに、残ったももたちは・・・・。
「話って何?」
「いや、あれは茉麻が勝手に・・・」
「そう、じゃあもう行っていい?」
「え、あ・・・・いいよ」
「わかった。じゃあね、会長さん」
なんとなく、元気がないような気がした。
115 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/19(金) 00:39:03.52 0
第355回
いつもの、ツンツンした感じがしない。なんでかな?
すーちゃんには怒っていたようだったけど。
なーんて、・・・なに敵の事心配してるんだろう。
この人は、もものこと・・・。
会長さんに背中を向けて歩き出した。
部室へ戻ろう。真野ちゃんには聞きたいことがたくさんある。
あぁ、そういえば今日はめぐちゃん見てないかも・・・ちゃんと来てるかなぁ?
「・・・・・・つ、嗣永・・・・嗣永!」
初めは呼ばれているって気付かなかった。
でも、なんか声がしたなって思って振り返ったら、会長さんはおもいっきり
大きな声でももの名前を呼んだ。ちょっとびくっとしちゃったりして。
「な、なに?」
「あ、あの、えっと、・・・・話あるんだ、えっとでも、もうお昼休み終わるし・・・
その・・・時間ないから、・・・ほ、放課後!放課後ここで待ってる」
「はぁ・・・何の話?」
「えっと・・・な、内緒」
「そう・・・なんだ。わかった・・・じゃあ、あとでね」
会長さんはやっぱりなんか変。こんなに慌てふためいているのなんて初めて見た。
でも、ちょっと可愛い。なんの話かな?いいことかな?悪いことかな?
全然想像がつかないんだけどな・・・今更昔の話をするとも思えないし・・・。
まあ、とにかく放課後まで待たなきゃ。
ももは会長さんと別れて部室へと戻った。
116 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/19(金) 00:40:01.88 0
第356回
◆
「茉麻、どうせそこにいるんでしょ」
嗣永が見えなくなって、柱の陰になっている場所へ向かって声をかけた。
あっさり立ち去るような茉麻ではない。そんなことはわかってた。
だから、案の定・・・
「あれ、ばれてる?」
と言いながら、そこから出てきた。はあ、もう。
「私を誰だと思ってんの」
「はいはい。・・・佐紀ちゃん可愛かったw」
「・・・・怒るよ」
「ごめん、でも、・・・言う気になったんだ?」
はぁ、とため息が漏れた。あの、顔を、表情を思い出す。
「目が、さ」
「目?」
「ああいう目で見つめられるのは、ニガテ。」
「どんな目?」
「・・・汚れてないっていうか、綺麗っていうか。私にはできない目」
綺麗すぎるくらいな、目。ムカツクほど、羨ましいと思った。
そこに私がいつもいつも映っていなくたっていい。そんなのは無理だ。
でも、ちゃんと私のことを「見る」くらいは、して欲しい。
そんな、願望さえ生まれてきて。私は一体どうしちゃったんだろう。
でも、それが嫌じゃないのはどうしてだろう。なんだか、いろいろもう、わかんないよ。
117 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/19(金) 00:40:56.06 0
第357回
「そう?」
「うん。・・・だから、余計に思った。」
「何を?」
「・・・好き、って」
言葉にするのは恥ずかしかったけど、でも、スッキリした気持ちだった。
モヤモヤはすべてなくなるわけではないけれど、
少しの間でもどこかへ旅でもしてくれるような不思議な感覚。
言葉には言い表せない感情。
「おぉ、言うね。吹っ切れたの?」
茉麻は少しビックリしたような顔をしてる。そりゃそうだよね。
「まぁ、・・・・・・うん。ありがと」
スラっと感謝の言葉は出てきた。
きっと気持ち悪いって言われる。わかってる、柄じゃない。
でも、あまりにも自然に出てきた言葉だから、大切にしたい。
「やめよ御礼なんて、気持ち悪い。それにまだ終わってないよ」
「・・・そう、だね。うん」
やっぱり、ね。でも、本当にありがとう。
終わってないよね。まだ、ちゃんと話さなくちゃいけない。
なんであんなことしたのか、私の気持ちを言わなきゃいけない。
緊張する。恥ずかしい。言いたくない。
いろんなことを思うけれど、それでも約束したんだ。言わないわけにはいかない。
私はどこかボーっとする頭で、何から話そうか考えていた。
118 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/19(金) 00:41:50.55 0
以上です
相変わらず携帯もPCも規制中でorz
毎度のことですが本スレへの転載をお願いします
いつもコピペしてくれてる人もありがとです
キャプテン可愛いなぁと書きながら思ってました
次回はめぐかみやか、その辺の話を進めていきます
ではおやすみなさい
州*‘ -‘リ<・・・みやとのロマンスが全然ないゆ
州´・ v ・)<まあそのうちあるんじゃない?
州;‘ -‘リ<うーん・・・ないまま、なかったことにされそうだもん
ル*’ー’リ<ウフフ♪みやはももと結ばれるんですぅー
州;‘ -‘リ<り、りーたんだもん!
ル*’ー’リ<もも!
州*‘ -‘リ<りーたん!
ノノl∂_∂'ル<愛理ー♪えへへ・・・!
州*´・ v ・)<みやぁ♪
ル;’ー’リ<・・・みやが愛理のこと好きだったの忘れてた
州;‘ -‘リ<・・・・勝てる気がしないゆー・・・
11 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/14(日) 14:06:48.83 0
第351回
「あ、そうだ。ね、3年生の教室ってどこ?」
お昼休み、愛理ちゃんと梨沙子ちゃんと3人でお昼を食べていて
聞いておかなければいけないことを聞いた。
「あっちの校舎の2と3階だよ?」
「そっか、変わってないんだ。よかった」
「どうかしたの?」
「あぁ、えっとね、友達が一人いてさ。確か、文芸部なの。名字は忘れちゃったんだけど、桃子っていって」
「「えっ!!?」」
「桃子、ももは多分、知ってる」
「ほんと?」
お姉ちゃんが、文芸部だった。で、ちょくちょく出入りしてた私は同学年の子と知り合って
結構気の合う子で、私は文芸部の部員じゃなかったけどたまに遊んだりして。
そうこうしてるうちに私は入院しちゃったんだけどさ。
もも、真野ちゃんって呼び合ってたんだよね。でも、入院して以来会ってない。
…私が知らせなかったからで、知らせたくなかったからで。
ってそれはまぁ、いいんだけど、せっかく登校してきたんだから会いたい。
「文芸部、私たちも文芸部なの。」
愛理ちゃんは梨沙子ちゃんと自分を指してそう言った。
え?そうなの?じゃあ、その、もも、で間違いないかな?
「あとで行こう、連れて行く」
「え、うん」
と言って、連れて来られたのは懐かしい文芸部。やっぱりちょっとカビくさい。
でも、お姉ちゃんが青春を捧げた場所で私は結構好き。
ももはまだここにいるんだね。きっと大好きなんだろうなぁ。ももを救った場所だから。
12 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/14(日) 14:08:04.66 0
第352回
「ももー、お客さんだよ」
愛理ちゃんが部室のドアを開いて言った。うわぁ、ちょっとドキドキする。
「ん?誰、入部希望の人?」
懐かしい声がする。ももはきっと変わっていないだろうなぁ。
「ううん」
「もも!」
「え、・・・ま、真野ちゃん!!?」
ももが間抜けな顔して現れた。やっぱり、変わってないなぁ。ちっこくて、可愛らしい。
ほんとに3年生?なんてからかいたくなるような。
「久しぶり!」
「え、な、なんで?転校したんじゃないの!?」
「ううん。休学してたの・・・まぁ、ももにはウソついてたけど」
「なんでまた・・・・・・もうビックリしたなぁ・・・あぁ、なんかもう心臓に悪い!」
「もも、ほんとに3年生?」
「・・・言うと思った、ふん。」
「ま、私は1年生だけど」
「あ、そうなんだ」
「私たちと一緒のクラスで」
愛理ちゃんがももにそう言った。ももはふーんそっかと言った。
ももは一人で、この部室でなにやら作業をしていたようで。
13 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/14(日) 14:09:33.20 0
第353回
それから、数十分が経って・・・・
「じゃあ、あと一人だ!」
「あと一人で目標達成!」
「テンション上がってきた!」
…・と、いう話になっていた。
文芸部みたいな空気の部に10人以上部員がいるというのがまず信じられない・・・
お姉ちゃんが聞いたらきっと腰抜かす。
でも、私がその力になれるんならちょっと嬉しい。私は入部の誘いを快諾した。
しかしあいつ生徒会長なんだ。すっごく意地悪なやつって思ってたけど
やっぱり今もそんなことやってるって聞いて妙に納得しちゃった。
と、いうことで、あと1人らしい。でも、どんなことでもあと1つっていうのが難しいんだよね。
そんなことを思っていたら、一人の、黒髪の綺麗な子が部室に飛び込んできた。
「もも先輩、話がある!」
とそれだけ言って、もものことを連れて行ってしまった・・・誰なんだろう?
114 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/19(金) 00:37:47.78 0
第354回
「なぁに、すーちゃん」
「いや、あの」
「ん?」
「・・・・・・茉麻、何やってんの」
すーちゃんに部室から引っ張り出されて、体育館の前に連れて来られた。
真野ちゃんとゆっくりお喋りしたかったんだけどなぁ・・・・。
と考えていると、聞こえてきたのは聞き覚えのある声。
「あれ、会長さん。どうしたの?」
「茉麻、何してんの」
「佐紀ちゃんに話をしてもらおうと思って」
「はぁ?」
「え?話?すーちゃん?」
「もも先輩、佐紀ちゃん、生徒会長がもも先輩に話があるんだって。」
「う、うん・・・」
「聞いてあげてね、私は教室に戻るから」
「ちょっと茉麻何考えてんの!?茉麻!!」
会長さんがすごく怒ってる。すーちゃんに対して怒鳴らんばかり。
でも、すーちゃんはしれっとした顔してさっさとその場からいなくなった。
…そこに、残ったももたちは・・・・。
「話って何?」
「いや、あれは茉麻が勝手に・・・」
「そう、じゃあもう行っていい?」
「え、あ・・・・いいよ」
「わかった。じゃあね、会長さん」
なんとなく、元気がないような気がした。
115 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/19(金) 00:39:03.52 0
第355回
いつもの、ツンツンした感じがしない。なんでかな?
すーちゃんには怒っていたようだったけど。
なーんて、・・・なに敵の事心配してるんだろう。
この人は、もものこと・・・。
会長さんに背中を向けて歩き出した。
部室へ戻ろう。真野ちゃんには聞きたいことがたくさんある。
あぁ、そういえば今日はめぐちゃん見てないかも・・・ちゃんと来てるかなぁ?
「・・・・・・つ、嗣永・・・・嗣永!」
初めは呼ばれているって気付かなかった。
でも、なんか声がしたなって思って振り返ったら、会長さんはおもいっきり
大きな声でももの名前を呼んだ。ちょっとびくっとしちゃったりして。
「な、なに?」
「あ、あの、えっと、・・・・話あるんだ、えっとでも、もうお昼休み終わるし・・・
その・・・時間ないから、・・・ほ、放課後!放課後ここで待ってる」
「はぁ・・・何の話?」
「えっと・・・な、内緒」
「そう・・・なんだ。わかった・・・じゃあ、あとでね」
会長さんはやっぱりなんか変。こんなに慌てふためいているのなんて初めて見た。
でも、ちょっと可愛い。なんの話かな?いいことかな?悪いことかな?
全然想像がつかないんだけどな・・・今更昔の話をするとも思えないし・・・。
まあ、とにかく放課後まで待たなきゃ。
ももは会長さんと別れて部室へと戻った。
116 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/19(金) 00:40:01.88 0
第356回
◆
「茉麻、どうせそこにいるんでしょ」
嗣永が見えなくなって、柱の陰になっている場所へ向かって声をかけた。
あっさり立ち去るような茉麻ではない。そんなことはわかってた。
だから、案の定・・・
「あれ、ばれてる?」
と言いながら、そこから出てきた。はあ、もう。
「私を誰だと思ってんの」
「はいはい。・・・佐紀ちゃん可愛かったw」
「・・・・怒るよ」
「ごめん、でも、・・・言う気になったんだ?」
はぁ、とため息が漏れた。あの、顔を、表情を思い出す。
「目が、さ」
「目?」
「ああいう目で見つめられるのは、ニガテ。」
「どんな目?」
「・・・汚れてないっていうか、綺麗っていうか。私にはできない目」
綺麗すぎるくらいな、目。ムカツクほど、羨ましいと思った。
そこに私がいつもいつも映っていなくたっていい。そんなのは無理だ。
でも、ちゃんと私のことを「見る」くらいは、して欲しい。
そんな、願望さえ生まれてきて。私は一体どうしちゃったんだろう。
でも、それが嫌じゃないのはどうしてだろう。なんだか、いろいろもう、わかんないよ。
117 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/19(金) 00:40:56.06 0
第357回
「そう?」
「うん。・・・だから、余計に思った。」
「何を?」
「・・・好き、って」
言葉にするのは恥ずかしかったけど、でも、スッキリした気持ちだった。
モヤモヤはすべてなくなるわけではないけれど、
少しの間でもどこかへ旅でもしてくれるような不思議な感覚。
言葉には言い表せない感情。
「おぉ、言うね。吹っ切れたの?」
茉麻は少しビックリしたような顔をしてる。そりゃそうだよね。
「まぁ、・・・・・・うん。ありがと」
スラっと感謝の言葉は出てきた。
きっと気持ち悪いって言われる。わかってる、柄じゃない。
でも、あまりにも自然に出てきた言葉だから、大切にしたい。
「やめよ御礼なんて、気持ち悪い。それにまだ終わってないよ」
「・・・そう、だね。うん」
やっぱり、ね。でも、本当にありがとう。
終わってないよね。まだ、ちゃんと話さなくちゃいけない。
なんであんなことしたのか、私の気持ちを言わなきゃいけない。
緊張する。恥ずかしい。言いたくない。
いろんなことを思うけれど、それでも約束したんだ。言わないわけにはいかない。
私はどこかボーっとする頭で、何から話そうか考えていた。
118 :&color(blue){&u(){&b(){名無し募集中。。。}}} 投稿日:2010/02/19(金) 00:41:50.55 0
以上です
相変わらず携帯もPCも規制中でorz
毎度のことですが本スレへの転載をお願いします
いつもコピペしてくれてる人もありがとです
キャプテン可愛いなぁと書きながら思ってました
次回はめぐかみやか、その辺の話を進めていきます
ではおやすみなさい
州*‘ -‘リ<・・・みやとのロマンスが全然ないゆ
州´・ v ・)<まあそのうちあるんじゃない?
州;‘ -‘リ<うーん・・・ないまま、なかったことにされそうだもん
ル*’ー’リ<ウフフ♪みやはももと結ばれるんですぅー
州;‘ -‘リ<り、りーたんだもん!
ル*’ー’リ<もも!
州*‘ -‘リ<りーたん!
ノノl∂_∂'ル<愛理ー♪えへへ・・・!
州*´・ v ・)<みやぁ♪
ル;’ー’リ<・・・みやが愛理のこと好きだったの忘れてた
州;‘ -‘リ<・・・・勝てる気がしないゆー・・・
175 :&color(green){&b(){名無し募集中。。。}} 投稿日:2010/02/21(日) 22:32:45.60 0
&color(blue){>>117}
第358回
ももが連れて行かれちゃって、いつ帰ってくるかわからないしということで
一旦教室へ戻ってきた。
あぁ、そういえば、今日はみや見てないなぁ。朝の電車で会わなかったし・・・。
確かお昼は屋上なんだっけ・・・行ってみようかな?
そっと教室を抜け出して、みやが降りてくるはずの階段のあたりで
ウロウロしてた。まぁ、この階段使うかどうかもわからないけど・・・。
「りーさこ。なにしてんの」
と、よそ見をしていたら後ろから声をかけられた。
それは紛れもなくみやの声で、嬉しくなる。
「み、みや!」
「どしたの」
「あ、えっと、なんでもない・・・・えへへ」
「そう?ならいいけど」
笑って誤魔化して、待ってたなんて絶対言わない。
だって恥ずかしいもん・・・。
「梨沙子ちゃん、元気?」
「げ、元気!」
「そう、それはなにより」
村上さんに声をかけられて、ちょっとだけビクっとした。
みやの友達だもん、悪い人のわけはない。愛理もそう言ってたもん。
でも、・・・・やっぱりいろんなウワサを聞くとちょっと怖くて。
でも、・・・・やっぱり笑顔は優しくて。
176 :&color(green){&b(){名無し募集中。。。}} 投稿日:2010/02/21(日) 22:33:30.12 0
&color(blue){>>175}
第359回
「みやー先行くー」
「え?ちょっとめぐ?」
村上さんはさっさとどこかへ行ってしまって、私とみやだけが残った。
…ふ、2人きりは緊張する・・・。愛理連れて来ればよかった。
「そういえば、今日は初めましてだ」
「う、うん。みやがいつもの電車にいなかったから・・・」
「うん。めぐが愛理に気を使ってんだ。・・・熊井ちゃんが怒ってるから」
「え?熊井ちゃん、と愛理仲直りしたよ?」
「そうなんだけど、でも、やっぱ、めぐとしてはいろいろ気を使ってるの。」
いろいろってなんだろうな?私にはわからない。
ももは教えてくれるかな?
「ところで梨沙子、ここで何してたの」
「・・・えっと、みやのこと待ってた」
「え?」
「なーんてウソだよー!」
「なんだよそれ、このー!」
…笑ってはぐらかして、一歩後ずさるとみやが追いかけてきた。
げらげら笑いながら、私をくすぐる真似をするみや。
みやって可愛いな、・・・美人だし、カッコイイし、優しいし・・・。
…大好きなんだよ?気付いてる?・・・・
177 :&color(green){&b(){名無し募集中。。。}} 投稿日:2010/02/21(日) 22:34:11.56 0
&color(blue){>>176}
第360回
「あ!」
「ん?」
「えっとね、部員増えたの!りーのお友達!」
「ほんと!?マジ?」
「うん!あと1人なの!」
真野ちゃんのことを言っていなかったことに気づいて、みやに伝えた。
みやはとっても嬉しそうにニコニコしてる。
みやは熱いのを隠そうとクールにしてるけど、でも、本当は
ももよりも部室のことにこだわっているような気もする。・・・気がするだけかな。
「梨沙子ありがとー!」
「いひぃ~♪もっと褒めて?」
「よし、いい子だぁー」
みやが私を少し、ほんの少しの時間だけど抱きしめてくれた。
暖かい。ほわぁ・・・・ってなりそうな、そんな気持ち。
褒めて、なんてバカなこと言ったのに、
みやはもっと嬉しそうな顔をして頭をガシガシと撫でてくれた。
ちょっと乱暴で、でも、優しくて。みやらしいね。
もう少しだけみやと話をして教室へ戻った。
愛理と真野ちゃんに「りーちゃん、なんか笑顔がだらしない」って言われた・・・。
…いいじゃん、ちょっとくらいだらしなくっても、ね?
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