概要
戦闘に至るまでの背景
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両軍の戦力
戦闘経緯
戦前の予想を覆し、
ビーストバリア国軍の軍勢は
フレイミスト国の軍勢と互角に戦った。
ビーストバリア国は過去、自力で何かを成し遂げた事がなく、いつも他国の助けを借りていた。だからこそ
フレイミスト国は
ビーストバリア国を弱者とみていたが、実際戦いが始まれば、決して油断するものではなかった。
にも関わらず、
ビーストバリア国軍は互角の戦いを演じた事に、
リョウは少なからず呆然としていた。
ビーストバリア国軍は、全軍を3つのグループに別け、全軍で戦っているように見せて、地形を利用して常時1グループは休息させていた。この戦法に気づかぬまま、
フレイミスト国軍は攻撃を続け、いつしか疲労を蓄積し、疲労の限界にきた瞬間、完全に伏兵部隊となって大きく戦場を迂回していた
霊虎部隊が
フレイミスト国軍を背後から攻め立てる。
それに呼応して
ビーストバリア国軍もそれまで守勢だった陣形を攻勢に切り替え、
フレイミスト国軍を包囲していく。
フレイミスト国は最初から
ビーストバリア国を弱者と決め付けていた感がある。
油断はしない、そう口には出しても心の底で相手をなめていた部分があり、そこに付け入られて包囲作戦を許してしまった。
開戦直後に
ビーストバリアが防御に徹したときも、「やはり敵は弱い、守ることで精一杯」という楽観が彼らの脳裏に走った事も確かである。
ビーストバリア国は数々の餌を喰らい、いつの間にか経験を重ねて「弱国」から、「弱国を演じる強国」に変化していた。開戦前にそのことに気づいていたのは、
ベルーマと
霊虎だけであり、彼らはその擬態を最大限に利用した戦法をとった。
戦いの結末
最終更新:2011年04月22日 18:03