ムゥナ


基本情報


略歴

共和国サムルトンの内政、外交から裏工作まで国の運命を左右させるほどの戦略構成を秘めた男。自身も優れた法術師である。
6892年、クルーディア帝国皇帝ファルス、そしてフェリサスとの間に会談の席を設ける。共和国サムルトン国王ミッツはこの席には姿を見せず、かわりにムゥナに全権を委ねて派遣した。
ここでムゥナはフェリサス、そして皇帝であるファルスを相手に一歩も引かず、両国の同盟と、連合軍によるリアムス自治国家への進軍を約束させた。
こうしてはじまった、ランドヴァルク作戦では、サムルトン軍の総指揮として出陣、ルーニアの戦いドゥカースの戦いグラウスの戦いと連戦するが、リアムスの首都を包囲した段階で、クルーディア帝国を裏切り、半壊させる。
裏切りそのものは、当初から予定していた策ではあったが、本来ならリアムス自治国家を壊滅させた直後に発動させるつもりであった。しかし、ファルサスの突然の帰国(帝国は極秘裏に行っていたが情報が漏れていた)等から、ムゥナ自身も先に相手が裏切るのではと疑心暗鬼に陥り、焦って実行した裏切りであった。
帝国軍を壊滅にまで追い込み、更に背後から追撃してきたゴンドゥラを返り討ちにすると、これらの功績により国政総務官の位を授かった。
これにより、軍事と国政両面に置いて巨大な権力を兼任することとなり、暴走を危惧する者もいたが、国王であるミッツがムゥナを信頼していた為、強引に実行された。

6893年、それまで従順だったホワンが、突如としてサムルトンの命令を無視しはじめる。
クルーディア帝国は未だ健在であり、すぐにでも次の攻撃に移りたかったムゥナは、なんとしてもホワンを動かすべく直談判に向かうが、そこにグラスシード部隊が牙の谷を越えて強襲を仕掛ける。
牙谷の戦いでは、護衛として連れてきたガスタルを囮とすることで自らは帰国、このことをファルザに指摘された為、彼と完全に対立、国王ミッツの信頼を盾に、ファルザを失脚させる。

6894年のサムルトン遠征においては、主力部隊を率いてフェリサスと対陣、アルダスの戦いにおいて、序盤こそ優勢に戦いを進めるが、フェリサスの火計によって軍勢は壊滅、士気を盛り上げるため、フェリサスに論戦を挑むが、彼が主張するサムルトンの正当性は、所詮は六柱将時代の過去の栄光に過ぎず、フェリサスに「貴様は所詮書物からしか学べない机上の策士、貴様の勇猛さはファルザに遠く及ばない、貴様の主張はホワンに遠く及ばない、貴様の統治は六柱将に遠く及ばない」と言われ、返す言葉を見つけられずその場で吐血して落馬、そのまま息を引き取った。

人物


関連項目


最終更新:2013年04月14日 04:43