略歴
サルディーシャ国に仕える将軍。
ルーイガルド侵攻作戦を行うため、突如出現した
六界連合軍に協力の姿勢を見せた
サルディーシャ国王
ジルドは、カルス、
ガディア、
クルスの3将を援軍として派遣した。
もともと、圧倒的な兵力を伴って現れた連合軍に対して、「協力せざるを得ない」という半ば脅迫にも似た同盟であったが、
六界連合軍が要求したのは、最初の拠点となる場所の提供のみであった、しかし、この遠征が成功すれば、恩を売っておいて悪くはないという打算から、連合軍の監視を兼ねてカルス達は派遣された。
こうして、本人も思いもしない形で
六界連合軍の一員となったカルスだが、
カスタリアの戦いに参戦して将軍としての実力を見せると、
ローヴァー攻略戦においては、
ストライアが本陣に内密で派遣した別働隊にも選ばれた。
ただし、この出陣は
ローヴァーの港をどうしても支配下に置きたかった
ストライアの独断であったが、その事実をカルスは知らされず、「騙されての出陣」となった為、使い捨ての駒として選ばれた側面を持つ。
こうして遠征は終わるが、
六界連合軍に力を貸し、勝利の暁には
ルーイガルドにおける発言力と地位を高める。それがカルス達を援軍として送り出した
サルディーシャ国の真の狙いであった。
しかし、戦いの後、連合軍が門を破壊してそれぞれの地に帰ったことにより、後ろ盾を失った
サルディーシャ国は、期待していた地位の向上を得ることはできなかった。それでもカルスが将軍として在任している間は大きな戦いも起こらず、名将としての生涯を全うした。
関連項目
最終更新:2011年04月22日 14:32