ネリス


基本情報


略歴

スポリティン帝国は、隣国であるクラウス帝国と、慢性的な国境争いを繰り広げていた。
帝国将軍であるネリスは、この戦いで数々の手柄をあげるが、祖父が起こした反乱事件が原因で、これまで重ねた手柄とは比例しない冷遇的扱いを受けていた。
更に、クラウス帝国との停戦を進言したため、皇帝ベルトリア四世の逆鱗に触れ、「イースティア国へ同盟締結の使者として向かえ」と命令される。
イースティア国は、鎖国政策をとり、完全な中立宣言をしていたため、これはネリスに「無茶な命令を与えて、途中でのたれ死ぬか、失敗して処刑されるか、好きな末路を選べ」ということであった。
イースティア国へ向かう途中、立ち寄った村でサキに、国境でキルスティに出会い、行動を共にすることとなる。

最初から成功する筈のない同盟の使者としての仕事は失敗するが、その頃スポリティン帝国軍は、ガスタール将軍指揮の下、難攻不落といわれたアイエルス要塞攻略の準備に取り掛かっていた。その作戦の一環として、最初から壊滅することが望ましい囮部隊が必要となり、ネリスは囮部隊を指揮することとなった。
しかし、ネリスの奮闘もむなしく、本隊が発見されてしまい作戦は中断、しかも、ようやくの思いで帰国したネリスは、敗戦の全ての責任を押し付けられ、投獄される。
数日に及ぶ激しい拷問を受けるが、ネリスに同情的な将軍たちの計らいで、サキ、キルスティが密かにネリスを救出、そのまま大陸横断鉄道に乗って国外へ脱出するが、その最中、偶然鉄道破壊の依頼を受けていたアンジェリナの破壊活動に遭遇する。

様々な困難の末、たどり着いたユナイト国で瑞樹と出会う。
将軍としての地位を失い、とにかく食べていくためには傭兵をするしかないと考えていた矢先の出会いであり、瑞樹のヤムル族救援への協力を約束するが、山賊団ザルスと魔物が手を結んだため、ヤムル族は壊滅、瑞樹も囚われてしまう。
しかし、山賊に潜伏していたアンジェリナ一行が瑞樹を救出、ネリスと出会い、そのまま行動を共にすることとなる。

ザルカ国の剣術大会では、決勝トーナメントに進出、1回戦で瑞樹を、準々決勝でグリシア、準決勝でカルラを次々と破り、決勝戦に進む。
しかし、決勝戦でアンジェリナと戦っている最中に、ヴィルガードがコロシアムの地下から出現、ネリスはアンジェリナ、観客として来ていたイルザたちと力を合わせてヴィルガードを打ち破る。

ヴィルガード事件終決後は、瑞樹ヤムル族再興に力を貸し、その後は皇帝崩御により自分の罪状が消えたことを知り、母国スポリティン帝国に帰国、将軍に復帰する。

人物

  • ギミックを全く使っていない正統派のレイピア使い。自分の技術を高めることのみが強さだと信じている。帝国将軍時代、彼女があげた手柄とは、その全てが自ら最前線に立って上げた個人的武勇によるものであった。

関連項目


最終更新:2011年11月09日 20:32