略歴
輝皇帝と呼ばれ、
フェルトビーン帝国をまとめた女帝。
ラスブロスに対しては恋慕にも似た感情を抱いているが、これは彼女が幼少の頃、父である先代の皇帝が
シャクティアナ帝国に媚びを売るため、頼まれたわけでもないのにチカを人質に送り込み、そこで数年とはいえ
ラスブロスを身近に接し、彼に憧れた為である。
父は恐怖から、娘は恋慕から、動機も理念も異なるが、皮肉なことに父娘二代揃って頼まれた訳でもないのに、自ら
シャクティアナ帝国の属国化したこととなる。
父である先代皇帝が崩御すると、帝位をめぐって親族の戦いが始まるが、
ラスブロスの後ろ盾を受けたチカが帰国して、他の対抗者を沈黙させ帝位に就く。
その後は、安定した治世を見せ、
輝皇帝と称される。
チカは皇帝としての職務を全うするため、領民達のため、
六界連合軍の傀儡となることを承知で
フェルトビーン帝国に戻り、見事に国を復旧させたが、それは同時に
六界連合軍を潤わせ、
ラスブロスの戦いを困難にさせることも理解していた。
皇帝として民衆を救ったチカではあったが、恋する一人の乙女としては、
ラスブロスを裏切った自らの行動を許すことができず、
ラスブロスが討たれた報告を聞くと、その後を追い自決した。
人物
- 文武共に優れた能力を持つが、自身が優秀な為、能力に劣る将軍に対しての扱いが冷たく、人の活かし方を苦手とする。その為、面従腹背で本心から忠誠を誓わない部下も多いという欠点も持つ。
- ラスブロスに対しては、憧れや恋慕に近い感情を持ち、自らの主人と公然と言いはなったが、ラスブロスは属国から搾取することはなく、両国は外交的には属国でも、立場的には同格の同盟関係であった。
関連項目
最終更新:2014年02月06日 18:51