ドラグゥーン作戦

概要

ドラグゥーン作戦とは、アルファ1740年にアルビス国において立案された、リヴォル帝国との戦いに備えた作戦名である。
バーン国との長き戦いを勝利で終えたアルビス国は、バーン国と三国同盟を結んでいたリヴォル帝国とこのまま自然な形で戦いになると考え、リヴォル帝国がシーフィールド国と戦っている間に、既に水面下で「短期決戦」の準備をしていた。

最初から短期決戦を覚悟しての作戦であり、一度でも躓けば泥沼の長期戦になることを覚悟していた為、アルビス国上層部は相当の覚悟と、緻密な会議を繰り返した。だが、それらは全て将軍達が密室で行い、そもそもこのドラグゥーン作戦は、「議会が承認した」というより、「軍部が承認させた」という色合いが濃く、この時代アルビス国において、議会が軽視され軍部が台頭していたことの裏づけともなっている。

ドラグゥーン作戦の伏線と内容

  • 1740年 9月、難攻不落のミリアスエリシアが策略により奪い、リヴォル帝国攻めの橋頭堡とする。(ミリアス攻略
  • 1740年 10月、リヴォル帝国軍、ティファーナの戦いにおいてシーフィールド国を撃ち破るものの、想像以上の損害を出す。※これはアルビス国が直接操ったのではないが、三国連合としての戦いの延長線にあたる。
  • 1740年 11月頃?アディス国が、シャラダンの愛娘ミリィを拉致、これによりリヴォル帝国軍は海を渡りアディス国へ向かう。※アルビス国は、ミリアス陥落の報告をアディス国に送り、連鎖して何か行動をとる様に示唆したが、直接何か指示を送ったわけではなく、この拉致はあくまでもアディス国が自主的に行ったことである。
  • 1740年 アディス国へ向かうリヴォル帝国軍は、アルビス国への牽制にフェングランド国を使うが、既に水面下で密約を交わしていたフェングランド国は、どちらが勝利するか明確になるまでどちらとも繋ぎを維持したかった為、裏切りこそしなかったが、サボタージュを決め込む。
  • 1741年 リヴォル帝国軍、アディス国軍を次々と撃破するが、怒ったアディス国によってミリィが殺害され、シャラダンは遠征軍をそのまま残して帰国する。
  • 1741年 3月、アルビス国とリヴォル帝国の間でスカルオーネの戦いが勃発する。
  • 1741年 8月、アルビス国とリヴォル帝国の間でリヴォルの戦いが勃発する。これにより、ドラグゥーン作戦は終了するが、その後予定外の戦闘として、リヴォル残党軍強襲作戦が存在する。
  • リヴォル帝国を制圧し、アディス国も実質上の支配国としたことで、ドラグゥーン作戦は完全成功の形で終了する。

作戦終了後

シャラダンを失い、リヴォル帝国は崩壊した。その後、リヴォル帝国は帝政を放棄し、アルビス国の属国として存続。また、焦土と化したアディス国もアルビス国が復興を行い、アルビス国により、リヴォル国、アディス国、シーフィールド国、フェングランド国による北海連合同盟が生まれ、アルビス国がその盟主となった。


関連項目


最終更新:2011年04月22日 19:29