神聖帝国

概要

神聖帝国とは、ラドリザン1257年に起きたラグライナ帝国の帝国内乱戦争において、ルディが名乗った組織名である。
この帝国内乱戦争は、その名の通り、一つの帝国が後継者を巡って二つに分裂した戦いであり、双方ともに「自分が正当なラグライナ帝国帝位継承者」と主張する為、本来ならルディたちも「ラグライナ帝国」と名乗る筈であった。
だが、ルディは帝国が完全に分裂することを悲しみ、自分達はあくまでも「ラグライナ帝国内に存在する、セリーナの暴走を止めるため結成された1部隊」という立場を貫きたかった。
それを聞いた配下が考えたのが、この「神聖帝国」という名前である。

ルディ自身は「帝国」と名前がつけば、それはもう独立国となり、ラグライナ帝国内部に存在するものではなくなる。更に自分達を「神聖」と呼ぶのはおこがましいと、この名に乗り気ではなかったが、周囲の盛り上がりに流される形で承諾した。

建前としては独立国であるが、当時から「これはラグライナ帝国を二つに別けた内乱」と理解されていた為、後世はもちろん、当時においても神聖帝国を1つの独立国として紹介されることはなく、単純に「ラグライナ帝国のルディ派」と認識されていた。

1259年、ラグライナ帝国は、ルディが皇帝となり再統一を果たした為、神聖帝国はその役割を終えることとなる。

関連項目


最終更新:2011年04月22日 18:04