ストリアブの戦い

概要

ストリアブの戦いとは、アルファ1738年11月、第4次リアリッピの戦いに勝利したバーン国軍が、そのままアルビス国軍を追撃した追撃戦である。

戦闘に至るまでの背景


これまで完全な決着がつかなかったリアリッピの戦いは、第4次リアリッピの戦いにして、ついに明確な勝者が示された。
バーン国軍はリアリッピ地帯を占拠、アルビス国軍は散り散りとなって撤退するが、そのほとんどが追撃部隊によって討ち取られ、アルビス国軍は有能な将を数多く失った。
更に追撃を続けるバーン国軍に対して、アルビス国軍はストアリブの砦に立て篭もり、最後の抵抗をみせようとしていた。

両軍の戦力

攻撃側 守備側

バーン国軍
軍勢
アルビス国軍
総兵力44000 兵力 総兵力7800
サザンクロス 総指揮 ルティエ
軍師
主要参戦者

サザンクロス

ライウン

グノー

ガミラン

ヴィル

サヌア

ロリスザード

レイア

ダイルーガ

シーナ






ルティエ

戦闘経緯


アルビス国軍は、廃墟にも近いストリアブ砦に立てこもる。
ここでバーン国軍を撃退しなければ、更なる進入を許し、アルビス国は一気に崩壊へと繋がるためである。
だが、命からがら脱出した将は、砦を放棄して本国への撤退を主張。それに対して、それまで傭兵に徹し、いかなる作戦もただ黙って従事していたサヌア傭兵団が、初めて自分達から作戦に口を挟んだ。他に代案もなく、ルティエは彼らに賭けることとなる。

バーン国軍がストリアブ砦を包囲するが、その直前、城から密かに出陣していたサヌアロリスザードダイルーガ率いる少数部隊が森から出陣し、ライウングノー部隊を混乱させる突撃を仕掛ける。
彼らは好き勝手に動いているふりをしつつ、三方向に別れ、バーン国軍を混乱させると、本陣のサザンクロスに一直線に向かった。
サヌアがサザンクロスに襲い掛かり、肩を斬るが、ガミランがそこに駆けつけ、サヌアを食い止める。

僅か数百騎による突撃、この攻撃によりバーン国総司令官のサザンクロスは怪我を負った。
更に、傭兵団が撤退すると同時に、城からアルビス国軍の第二陣が出陣、自分達の10分の1しかいない敵軍が打って出てくるなどとは考えていなかったバーン国軍は混乱状態となった。
アルビス国の将軍は、自らを「自由傭兵」「闘刃傭兵」「竜技王」と名乗り、戦場にはあっという間に10人のサヌアとロリスザードとダイルーガが現れた。
その名を聞いただけでバーン国軍は浮き足立ち、アルビス国軍は縦横無尽に敵陣を切り裂く。
結局、サザンクロスの怪我も悪化したこともあり、バーン国軍はリアリッピ川にまで後退、これ以上の侵攻は諦めざるをえなくなった。

戦いの結末

この時の獅子奮迅の戦いから、ダイルーガが名乗った闘刃傭兵が、彼の正式な通り名となる。

こうして、第4次リアリッピの戦いアルビス国軍は大敗したが、ストリアブの戦いでバーン国軍を撃退し、かろうじて本国への侵入は阻止した。
そして、無傷なものは一人もいないという憔悴しきった軍勢を率いて、ルティエは本国へと重い足取りで進み始めた。

最終更新:2011年04月22日 18:04