概要
戦闘に至るまでの背景
ヴァン・フレイ国によって
フェローラ国から奪還された
アリアス国だが、すぐさまフェローラ国は、
ガライザラと共にアリアス国へ進軍した。
アリアス国は、ヴァン・フレイ国に救援要請を送るが、それを受けた
ルナティスは、直接戦場に行くのではなく、主力部隊を派遣して手薄になったガライザラへの出兵を決意した。
これは、本国の危機から、ガライザラ、うまくすればフェローラ国軍までもが撤退すれば、アリアス国は自力でも守りきれるとの考えである。
両軍の戦力
戦闘経緯
ガライザラで、留守を命じられていた
シオンだが、
ヴァン・フレイ国の進軍を知ると、
イクルテイと共に騎馬部隊を率いて出陣した。
しかし、彼女は現在のガライザラ支配者
バシュタルクに疎まれていた為、留守部隊の中においても微妙な立場に立たされていた。
両軍はノスタル高原で対峙するが、
フランツィスカが得意の火の
法術で馬を挑発したことから、一気に両軍が激突、正面から押し合う隙をついてシオンの騎馬部隊が後方へ回り込もうとするが、この戦いに独立傭兵団として独自の行動を許可された
サヌア傭兵団がこれに合わせてシオンを食い止める。
元々、
ヴァン・フレイ国の足止めだけが目的だった
ガライザラ軍は、正面の戦いが押され気味になると、足止めは達成したと判断し、予定通りの戦略的撤退を行う。
ヴァン・フレイ国としては、ここでガライザラ国の部隊を叩いて、次の戦いを有利に運びたかったが、ガライザラ軍は騎馬の機動力を最大限に発揮し、大半が無事後退に成功する。
次の防衛陣を警戒しつつも進軍を再開したヴァン・フレイ国軍、そこに本国から「
アリアス国滅亡」の使者が到着した。
戦いの結末
アリアス国救援のための出陣ではあったが、ルナティスの真の狙いは、フェローラ国に協力的なガライザラに打撃を与え、ヴァン・フレイ国の地盤を固めておきたいところもあった。
すなわち、この聖なる魔女にとって、アリアス国救援は「ついでのこと」であった。
その意味では、ヴァン・フレイ国軍は目的を達成したが、アリアス国の滅亡が思いのほか早かった為、若干早めの撤退となった。
最終更新:2011年04月22日 18:00