シチルの戦い

概要

シチルの戦いとは、ラドリザン1254年2周期10日目、ラグライナ帝国とクレアムーンの間で行われた戦いである。
戦場の舞台となったシチルは、クレアムーン南方では最大の集落である。

戦闘に至るまでの背景

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ラグライナ帝国は、ウネピの戦いの後、更に進軍を進めてシチルにまで到着した。
しかし、シチルは守りやすい土地で、何重にも彫られた外堀に守られ、ラグライナ帝国軍は、包囲はしたものの、攻められずにいた。

長期的なにらみ合いとなり、両軍共に焦りだした将があらわれ、ラグライナ帝国では手柄をあせった将軍が、「共和国戦線でも将軍の勝手な判断で戦端が開かれた、われらにも可能だ」と言い、命令を無視してシチルに攻撃を開始したが、エアード成瀬風華によって壊滅させられる。そのクレアムーン軍においても、この勝利に勢い付き、こちらから討ってでるべしと主張する武将位をなんとかなだめる状態であった。

こうして両軍の焦りが最高潮になった2周期5日目、ひそかに命令を受けていたによる工作作業が完了する。
彼女は帝国軍の軍勢の陣にカモフラージュされた場所から穴を掘り、外堀と付近を流れる川を繋ぎ、貫通寸前で作業員を下げて爆薬を仕掛け、一気に堀と川を繋げた。
これにより、外堀の水は半分が川に流れ出してしまう。

だが、水が抜けたとはいえ、堀が埋まったわけではない。落ち着くように命令したクレアムーン軍だが、兵士達の心理的ショックは大きく、そこにこれもまたひそかに用意されていた土嚢部隊が堀を埋めていく。
クレアムーン軍は、土嚢部隊に攻撃を仕掛けようとするが、それを待っていた帝国軍が、一斉にシチル攻撃を開始する。

こうして、2周期10日目、両軍は激突した。

両軍の戦力

攻撃側 守備側

ラグライナ帝国軍
軍勢
クレアムーン
総兵力45000 兵力 総兵力23000
ラディス 総指揮 柊飛鳥
軍師 成瀬風華
主要参戦者

ラディス

グレイアス


カレン

柊飛鳥

成瀬風華

エアード

成瀬美雪

戦闘経緯

外堀を埋められたシチルだが、クレアムーン軍の必死の抵抗もあり、ラグライナ帝国軍の総攻撃を撃退した。
更に、その日の夜にエアード成瀬風華による夜襲が帝国軍本陣に襲い掛かり、攻撃側であった帝国軍が撤退することとなる。
だが、ラディスもすぐさま軍勢を建て直し、3周期12日目に再びシチルに向かおうとするが、堀を失ったシチルをこれ以上死守することは不可能と判断したクレアムーン軍は、既にシチルから撤退していた。

戦いの結末

ウネピに続いて、シチルも「領土は手に入れたが、クレアムーン軍そのものは健在」という戦いに終わる。
これは、月風麻耶の基本戦略がまだ生きていた証拠である。

最終更新:2011年04月22日 16:03