バルディゴス


基本情報


略歴

ルディック国にて、絶対王(皇帝)の副将として国政に従事していたが、やがて帝位の簒奪を目論み、これを実行に移すと、蟠踞乱戦争と呼ばれる皇帝一族との戦いに勝利して皇帝の一族を処刑、自らが帝位につく。
これが蜉蝣時代の始まりであり、全ては彼の野心から始まった事となる。
前皇帝の同格副官であったロールソレアは、バルディゴス討伐連合軍を結成させようとするが、バルディゴスはこれを事前に察知、ロールソレアの一族を皆殺しにする。(ソフィスの姉もここに含まれる。また、ロールソレアの弟カルディスは脱出に成功後、すぐに出自を隠してルディック国に仕官、軍師となる)しかし、密書の全てを握りつぶすことはできず、結果的にバルディゴス討伐連合軍は結成される。
これに対してバルディゴスは迎撃部隊を派遣するが、要害であるドルリア砦レッド・ロウ砦が相次いで陥落、自ら出陣して決戦となるルーズの戦いに挑むが、この戦いの最中本性を現したカルディスによって暗殺された。
彼の遺体は七日間晒され、鳥についばまれたため原形をなくしたという。

人物

  • 物語では皇帝の地位を奪った悪人として描かれる事が多いが、彼が皇帝の地位を奪った時、ルディック国内では大きな反発はなく、寧ろ新たな時代の到来を期待する人々の歓声すら上がったという資料が近年発見され、彼個人の指導力が蜉蝣時代到来前に内外に轟いていた裏付けとされている。しかし、その治世術を上回る野望故に、蜉蝣時代の序盤で退場を余儀なくされ、彼の幻の治世は世に出ることはなかった。

関連項目


最終更新:2013年12月10日 22:27