基本情報
略歴
アル国将軍。その戦績は
アル国四天王を全て累計しても及ばないと言われたアル国の隠し玉。
しかし、出自が平民だったというだけで、国主
ルドリアも
ザグルスも彼を重宝せず、フィッツ自身もそれを感じていた為、中央に留まることなく、進んで辺境の地へと駐屯し、国境激戦区を転戦していた。
ベルザフィリス国に
独眼竜ルーディアありといわれたが、そのルーディアをも震え上がらせた「もう一人の独眼竜」と呼ばれた。
ルーディアとの初対戦では、巧みにルーディアを誘い込み
リッドゾーンの戦い(694)で疲労の極致となったときに襲いかかり、散々に打ち破る。その後追撃戦に移るが、
ガイヴェルドの見事な防衛網を見るなり、追撃をやめ、すぐに本国へ撤退していく。この時フィッツの忠告を聞かずに追撃をかけた部隊はガイヴェルドによって全滅している。
以後も幾度となくルーディアと戦うが、フィッツ個人が勝利を収めても、アル国そのものは徐々に衰退、決戦前に立案されたフィッツ必勝の策もザグルスには用いられず、
ル・ヴァラヴァ・ザードの戦い(697)を迎える。
この戦いでは
ヴィルガスの突撃を3度も食い止めるも、大勢は決し武運尽きて捕らわれる。
自分の部下になれというルーディアの説得に耳を貸さず、自ら刑場へと歩き出し刑場の露と消える。
ルーディアはその死を悼みアル本国にいたフィッツの家族を保護し、ルーディア自ら
英霊名を双牙独眼竜と名付けた。
人物
- ル・ヴァラヴァ・ザードの戦いによって囚われた後、ルーディアは彼に「却下されたというお前の策を聞かせてくれ」と言った、そのときフィッツが語った策を聞き終えたルーディアは、顔面蒼白となり、「ザグルスがこの策を採用していたら、ここには私と五舞将の墓が並んでいただろう」と呟いた。
関連項目
最終更新:2011年11月07日 13:53