ラディス


基本情報


略歴

帝国仕官学校を優秀な成績で卒業、帝国を支える人材となる。
ウネピの戦いシチルの戦いといったクレア戦線の重要な戦いで、総指揮官を任せられるほどの人物。その期待に応え、長期戦となった戦いを制してウネピシチルを占拠する。
その直後に、クレアムーン聖都の変が勃発した為、柊飛鳥はラディスに和睦を持ちかける。ラディスとしても、手に入れたウネピ、シチルの復旧と整理をしなければならなかった為、この和睦を承諾し、両者はラスティとシチルの中間点で調印を交わした。
1255年、聖都クレアの戦いにも出陣、突然の猛吹雪に仲裁されたものの、「1日で流された血は戦史上最大」と呼ばれたこの死闘を戦い抜いたが、この出陣はだまし討ちに近いものだった為、ラディスの心のそこには抵抗感があり、撤退後は雪解け後も再攻撃をあえて先延ばしし、新領土の統治を優先させた。

セルレディカ時代はルディとも親交があったが、1257年の帝国内乱戦争時はあくまでも帝国の正当な後継であるリングオブクラウンを擁するセリーナの元に留まり、1258年ハルバートの戦いに参戦する。
セリーナの軍師的存在として活躍したが、ルディとの姉妹和解を模索し、神聖帝国の将であるミナと連絡を取り合った上でセリーナに和睦を進言する。しかし、これがセリーナの怒りを爆発させ、内通の罪により投獄される。後に帝国再統一によって救出されるが、自分の行ったことが、ミナが用意していたキリカの反乱から目をそらすための「囮」であったことを知り、また、忠誠を尽くしたセリーナに投獄されたこともあり、精神的に疲弊、ルディの為に働くこととなるが、既に心ここにあらずという日々を送ることとなる。

ルディの依頼により、ガルデス共和国に単身使者として発ち、ルディとレディスによる和平会談の仲介を成し遂げるが、レディス達使節団を暗殺団が襲ったことにより和平への道は頓挫、ラディスはその直後に殺害された。

  • ラディス殺害の犯人は、そのままレディス暗殺団の犯人であった可能性が高い為、暗殺黒幕説と併用してここに可能性のある犯人を羅列する。
    • 「ラグライナ帝国説」 セルレディカ時代からの将で、完全なる武力による併合を目指す武断派の将軍が、共和国と帝国の和睦を妨害するため、レディス暗殺に踏み切った、レディスに逃亡されたため、ラディスを殺害し、「共和国がラディスを殺した」とルディに伝えることで両国の間に怒りを振りまいた。
    • 「セリーナ暗躍説」 戦乱の火種を絶やさない為、セリーナが暁の守人を使って行った。
    • 「ガルデス共和国説」 共和国は会見の席でルディの暗殺を画策、それをラディスに見破られた為、彼女を殺害すると、実在しない暗殺団をでっちあげて帰国した。
    • 「レヴァイア復興説」 レヴァイア王国を復興させるには大きな手柄が必要であり、その為の「戦場」を失わせたくなかったイリスが暗殺団を指揮、レディスを取り逃がした為、今度はラディスを殺害、ルディには上記のガルデス共和国説となる「共和国は会見の席でルディの暗殺を画策、それをラディスに見破られた為、彼女を殺害すると、実在しない暗殺団をでっちあげて帰国した」を報告した。

人物

  • 無口で人との交わりを拒むが、以外と行動力があり、自分が信じた道はまっすぐ突き進む。
  • ウネピの戦いで、突如アリサに共和国戦線への異動を命じた。これは、戦場で出会った敵将ヴェルナの馬を見て、アリサは馬の病気だと確信し、使者を送って薬を届けた事を知り、「アリサは優しすぎる性格、敵将のことを知ってしまうと、戦場で戦えなくなる」と考慮したためである。

関連項目



最終更新:2011年04月22日 20:21