アリス


基本情報


略歴

幼い頃より剣術の達人、神童として名が知られていたが、ラグライナ帝国とガルデス共和国の間で起きたモンレッドの戦いの前哨戦となる小競り合いに男装して兵卒として参戦、敵将を討ち取った。
この戦果によりミナに見出されて将軍に推挙されると、直後に行われたモンレッドの戦いで敵陣を突破し、膠着した戦局を動かす手柄を立てた。

1255年、9周期23日目フェルグリアの戦いにも参戦、戦女神が取り憑いたかの様な獅子奮迅の突撃を見せ、ガルデス共和国軍が攻勢に入ろうとした瞬間に敵陣を突破、この戦いを勝利に導く最大のきっかけを作った。
翌年の第3次モンレッドの戦いにおいては遊撃隊を演じて勝利に貢献し、クァル・アヴェリの戦いにも引き続き参戦した。
帝国軍主力部隊としてガルデス共和国首都を目指し、ノスティーライナの戦いにおいてはラヴェリア自らが指揮する部隊による奇襲を受け一時は撤退するものの、すぐさま軍勢を立て直して反撃の体勢をとった。

1257年、帝国内乱戦争が勃発すると、リングオブクラウンを所持するセリーナの元で戦い、1258年ハルバートの戦いで、神聖帝国軍を半壊させ、その武勇は国内外に一気に広がっていく。
1259年、ミナの暗躍によるセリーナ失脚により帝国内乱戦争は終結するが、もともと人望のあったルディの説得で、セリーナ派についていた将軍は次々とルディに忠誠を誓った。
しかし、アリスは「一度は帝位についたセリーナに殉じる者がいなければ、ラグライナ帝国から誇りが失われる」と、自害を考える。これは部下に説得され実行には至らなかったが、彼女はクレアムーンへの亡命を決意する。

当初は猜疑の目で見られたアリスだが、彼女の人柄と真田弥生との間にうまれた知己により周囲の目もかわり、やがて真田弥生の護衛を務めるにまで至った。
その間もラグライナ帝国とクレアムーンの戦いは続いていたが、彼女自身は戦場からは身を引いていた為、故郷である帝国の軍勢と戦う事はなかった。

1263年のバスティアの会談において、真田弥生と共にバスティアに赴き、ルディとの再会も果たした。この会談を見届けると安堵したのか、表舞台から姿を消す。

生活環境の急激な変化から病がちになるが、医師も薬も一度として受け付けず、1271年に病死する。
弥生は親友を亡くしたと涙を流し、彼女の墓はクレアムーンとラグライナ帝国の国境に「恒久国境の碑」として建てられた。

人物

  • 常に友軍に勝利を導いた彼女は「勝利の女神」と呼ばれることとなる。
  • 「生涯一度も敗北なし」と言われているが、ノスティーライナの戦いにおいて後退している。ただし、その後部隊を建て直し、再攻撃しようとしたが、その時既にガルデス共和国軍が戦場より脱出している。この為、この撤退はあくまでも1つの戦いの中の戦術行動であり、「敗北には数えない」と考えている者が多い。
  • アリスが、クレアムーンへ亡命したきっかけとなったのは、世捨て人になろうとしたのに、暗殺者に狙われた為であるが、その暗殺者を誰が放ったのかは謎となっている。
    • 「ミナ黒幕説」 アリスが帝国将軍として復帰することを拒んだ為、いずれ敵対する勢力に行くのではと危惧したミナが密かに暗殺しようとした。
    • 「セリーナ説」 この時既にをはじめとする暁の守人精鋭部隊を作ったセリーナが、その腕試しとしてアリスを狙った。
    • 「成瀬風華説」 アリスのクレアムーン亡命を後押しするため、彼女を説得した成瀬風華が擬態としての暗殺部隊を放った。
    • 「自作自演説」 アリス自身がクレアムーンへ亡命する為、架空の暗殺事件をでっちあげた。

関連項目



最終更新:2011年04月22日 13:22