メスロー


基本情報


略歴

シャリアル国主。若くしてすでに野望を抱き、バルディゴス討伐連合軍(684)の誘いがくると、これこそ待ち焦がれていた時代が来たと、嬉々として参戦。更に、連合の破綻を予期すると、この戦いでいずれ敵となる将軍達の器量を見続けていた。
バルディゴス討伐連合軍解散後に、最も弱国と見たイージル国に一気に攻め込み、シシリスの戦い(685)で壊滅させる。更に、カルディスリファードの戦いで敗北したと知ると、すぐさまロー・レアルス領土をも奪取。アル国との戦いとなったカルドの戦い(688)では、自らシャリアル三牙王を率いてアル国四天王を打ち破る。

後に、台頭をはじめるルーディア率いるベルザフィリス国に危機感を感じ、ルーディア包囲網を作り上げる。
エィディスの戦い(692)ではボルゾックと共にベルザフィリス国を攻めるが、このとき、山中の行軍で闇夜を明るくするために麓の村に火をつけるという蛮行を行った。
この戦いでは、連合を組み倍以上の戦力を擁しながらも、ルーディアの奇策に敗れる。
しかし、この戦いでかつて連合の盟主だったボルゾックを、完全に呼び捨てにする程力関係は逆転し、バルドの国替えまで行う。
さらに翌年、ロードレア国とのフィードの戦い(693)に出陣していた、自らの兵法の師匠にもあたるディグドを、ヴェリアの反間の策にかかり、戦線から呼び戻して投獄。結果的に敗北の原因を自ら作ってしまう

こうして、一時は大勢力を誇ったメスローも、徐々に衰退。リューグ国とのエルキバーナの戦い(694)に勝利したとの報告が届いたときは、珍しく諸将を招いての宴を催すが、各国境部隊が崩壊を始めると、698年、国内の不満を解消するためにフェルスデッド国へ全兵力を向ける。
しかしこの遠征の最中ベルザウスの火計にはまって焼死する。(ラケイトの戦い
国主自らが大軍を擁し、敵国に攻め込みながらも、敗北して戦死した国主としては、ルドリアカルディスに続く3人目となる。

人物

  • 野心家であり、それを実現する才能もあったが、彼にとっての不運は生まれた国の地形的な不利があった。ロードレアロー・レアルスベルザフィリスを同時に相手にしなければならない唯一の国であったことは同情されている。(フェルスデッド国もこの三国に囲まれていたが、既に戦乱後期だった為、別扱いされることが多い)

関連項目


最終更新:2011年12月06日 15:32