基本情報
略歴
687年にはレイディック、
カルディス、
サリーアと連合を組み、偽帝
マラ討伐に向かい、勝利に貢献するが、戦場での彼の栄光はここで終わりを告げたと言っても良い。
豊かな国力を背景に群雄の一人として大きく崩れることはなかったが、元々彼一人では乱世に臨機応変に対応する能力を持っていなかったため、16万の軍勢を率いた
エルキバーナの戦い(694)において、4万の
シャリアル国に散々翻弄されて敗れた。
その後、自国から攻めるようなことはせず、治世と外交で生き残る道を選択するが、
ロードレアへの同盟会見は失敗に終わる。
697年、豊作祝いの宴の最中、突如現れた
ベルザウスによって城を占領され、引退を申しつけられる。
ベルザウスの政変によってライグは失脚。以後は辺境の小城で静かに暮らし、何の野心も持たす、
蜉蝣時代終了後も生き延びた。
彼は決して覇王ではなかったが、暴君や悪政とは無縁で無難に国を治めていた。にも関わらずベルザウスのクーデターへの賛同者を内部に多く抱えた事は、彼の無色透明の様な存在が逆に民衆や諸将に将来への不安をもたらしたのではないだろうか。
皮肉なことに彼は引退して何もしないことが、最も国に貢献することとなった。
関連項目
最終更新:2011年11月06日 22:28