アルファー


基本情報


略歴

兄がリューグ国文官として、ライグの信任を得ていたため、妹のアルファーも本人の志願により将軍に任命された。諸将からは「兄がいなければ将軍になれるわけがない」と陰口をたたかれいたため、自分の実力で将軍になったのだと示すために手柄を立てる機会を待ち続けていた。
エルキバーナの戦い(694)で念願の先陣を授かるが、シャリアル国の名将ゾゥドに戦場深く誘い込まれ、挟撃されて部隊は壊滅する。これにより、諸将の嘲笑はさらに高まるが、決戦時は一転して活躍、ライグ本陣が壊滅する中、汚名返上のために敵を必死に食い止める。
この功績が認められ、辺境とはいえ城の城主を任命される。ただしこれは大敗であることを国内に悟られない様に見せた虚勢の褒美との見方も強い。

697年、ベルザウスのクーデターに反抗したが、大軍に攻められ、ベルザウスと共に行動していた兄の説得も聞かず徹底抗戦の末に城は陥落する。
しかし、戦後アルファーの兄は、妹の死体を葬ってやろうと探すが、彼女の死体は最後まで見つからず、兄の計らいで行方不明扱いとなる。

蜉蝣戦記外伝「鳳龍伝」でシュウが惚れた相手として登場し、物語での美化と悲劇的なラストシーンが彼女の評価を上げていたが、将軍としての実績を冷静に見ると、決して名将の分類には入らない。

人物

  • アルファーの兄は、早くからベルザウスの才能に気付き、彼の派閥に入っていたが、彼女はあくまでも国への義理を貫いた。

関連項目

最終更新:2011年11月14日 15:16