基本情報
略歴
ルーディアに限った話ではないが、あらゆる戦史において、天下に覇を唱えた者は、人生最大の境地においてまるで天から一度だけカードの使用を許可されたかの様に、驚くべき強運を味方にすることがある。ルーディアも例外ではなく、苦しい時期に優れた人材に出会えた。逆に
アル国は、暴君
ザグルスが、優れた人材を使いこなせず、数年の時間をかけて、両国の立場を入れ替えることとなった。
しかし、この包囲網との戦いで彼女自身精魂を使い果たしたのか、701年
ロードレア国との決戦を決意しかねる彼女を、
ガイヴェルドは弱気になったと説得、この一言により、もう一度自らを奮い立たせて幕を開けた
ディースの戦いで、
アレスの特攻によって流れ矢を受ける。この一本の矢が彼女の運命を決定付けることとなる。
ルーディアは元々戦を嫌う優しい娘だったが、
ディアルの志を継ぐために自分を封じ続けていた。しかし、それにもついに限界がきて、心身ともに疲れはてて、ここに引退を決意。
712年、志を継がせた養子
ガイヴェルドは、乱世の時代を終わらせ、自ら帝位につくが、この頃天変地異の前触れによる不作が相次ぎ、民の苦しみを前にしての即位だったため、ルーディアはこれを諌める。
しかし、これにより
ガイヴェルドとの確執が生じ、その後も何かと
ガイヴェルドを諌めようとするルーディアを、もはや権力を守ることのみに生きる
ガイヴェルドは、自分の地位を狙っていると思いこみ、714年ルーディアを暗殺。
志を継がせたはずの養子によってその生涯を閉じられた。
人物
- ルーディアがどこでどの様に暗殺されたかは諸説入り乱れているが、ディアルの墓参りをしている最中刺客に襲われたというのが通説となっている。
関連項目
最終更新:2011年12月14日 15:58