ベヌロゥズ


基本情報


略歴

メズニア山脈に勢力を持っていた山賊の頭領。
この頃のアル国領内は、国主ルドリアの恐怖政治のため治安は最悪の状態であり、数多くの山賊、盗賊が生まれ、略奪、暴行を好き勝手に行っていた。ベヌロゥズも山賊ではあったものの、義賊として決して弱き民には手をださなかった。
その噂を聞いた放浪中のディアルが、彼を配下にするために「負けた方がどんなことでも聞く」という条件で一騎打ちの勝負を申し込む。ベヌロゥズはこれを面白がって承知、自分が勝ったらルーディアを貰うつもりだったが、結果は敗北、以後はディアルの忠実な配下として、国境の遊撃隊として山岳戦で活躍することとなる。

ルドリアの南征(691)では伏兵として先発隊をやり過ごし、アル国国主ルドリアを討ち取るという大手柄を上げる。
エィディスの戦い(692)前哨戦においても、得意の山岳戦を展開するが、内通していたレニィラから全ての情報が漏れ、逆に夜襲を受けて戦死する。

人物

  • 山賊出身の山岳戦のベヌロゥズ、漁師出身の海上戦のザガ、無から生まれたベルザフィリス国は、出自にこだわらず人材を集めたため、彼らは一芸で将となった代表格と呼ばれるようになる。
  • 最近の研究によると、彼が「義賊」であったという点は、ベルザフィリス国が天下を取った為に塗り替えられた美談であったとされる。確かに進んで弱き民に手を出した訳ではなかったが、相手を選り好みすることはなく、必要とあれば民衆からの略奪や暴行も平然と行い、他の山賊とそれほどの違いはなかった可能性が高い。ただし、それは将軍になるまでの話であり、ベルザフィリス国の将となってからはその様な行為はなく、他の山賊も彼の部下として忠誠を尽くした。

関連項目


最終更新:2011年10月24日 20:19