基本情報
略歴
ラグライナ帝国の平民の家に生まれ、子供の頃から槍術の修行を重ね、武芸大会で優勝したことから近衛兵に採用される。
1247年、南方の大国
レヴァイア王国との間で勃発した
ローグライスの戦いに自ら出陣した皇帝
セルレディカと共に近衛兵として出陣。この戦いで
レヴァイア王国軍の特攻により親衛隊長が戦死すると、咄嗟に
セルレディカの前に立ち、皇帝を守った。
その功績により、
セルレディカはネルをその場で親衛隊長の後任に任命した。
その後、
セルレディカの向かうところは、いかなる場所であろうと常に傍らに付き添い、
第3次モンレッドの戦いにおいては、決戦として皇帝自らが出陣したこともあり、ネルも戦場で槍を振るっている。
セルレディカ、
セリーナ、
ルディと、
ラグライナ帝国の玉座に座った者を守り続けたネルは、その後も
ラグライナ帝国皇帝となる者を守り続ける。
生涯独身ではあったが、その人柄を見込まれ養子として由緒ある名家に入り、自身が「護衛」として戦えるレベルではなくなったと自覚すると、潔く引退した。
人物
- 平民から皇帝の近衛隊長に抜擢された女武芸者であり、常に皇帝の背中を守ったその姿は「近衛兵の鏡」と称された。
- 帝都の中でも比較的治安の悪い地区で育ち、度々危険な目にあっており、自分の身を守るために武術を会得しようと幼い頃にクレアムーン系移民の槍道場に入門して腕を磨いた。
- 定期的に帝都で行われる武術大会で、当時としては女性初・最年少で優勝し、鳴り物入りで軍に入隊、その後近衛兵に抜擢されるが、武術の腕ではなく見た目が良いと言う理由での配属だったと知り、本人はショックを受けていた。(近衛兵は直接戦う力より、凱旋やパレードにおける見栄えを優先されていた)だが、その後のローグライスの戦いにおける活躍により腕を認められ、より近くで皇帝を護る親衛隊に推挙される事となる。
- セルレディカに対する思いは、忠誠を通り越し、既に恋慕に近くなっていたが、皇帝と軍師エルの関係を考え、決してその感情を表に出すことはなかった。
- 部隊の副将として戦場に立つこともあったが、個人の武勇による一騎討ちの手柄に留まった。
- その勇敢な槍さばきに反して、性格はおっとりとしたのんびり屋であったという。
- 六界連合軍に、彼女の子孫と名乗る将が存在するが、彼女の子は養子であった為、直接の血のつながりはない。
関連項目
最終更新:2014年02月10日 19:27