基本情報
略歴
後世、
蜉蝣時代将軍の人気投票を行うと、必ず嫌いな将軍部門の上位にその名を連ねる男。
彼が
ラディア、
アリガル、
シルフィーナの死を演出し、
レイディック豹変の原因を作り、それが元で
レイディックの死、
ロードレア国の滅亡へと(ギザイアはそこまで計算したわけではなかったが、結果的に)導いた為である。
そして、本人は
蜉蝣時代終結まで生き延び、静かな余生を送った。
勿論彼は、国のために謀略を行ったのだからそれを批判するのは筋違いだが、後世
ラディア達があまりにも神格化してしまったことが彼の不幸なのかもしれない。
元々は外交官として
ロッド国に仕官。いくつもの困難な会談を成功させている。
これは相手の性格を事前に調べ尽くしてそれにあった方法を随時とった為である。
蜉蝣時代以前、
ロッド国の内乱で7つの派閥が争いを始めると、各将軍が血塗れになって3つの派閥を鎮圧する間に、まだ10代のギザイアは弁舌をもって4つの派閥を投降させたという。
その後、師弟関係でありながら、既に互いを疑う関係となっていた部下
シーヴァスを僻地へ送り、反乱を起こさざるをえない状況まで追いつめて、彼が反乱を起こすとすぐに鎮圧して
シーヴァスを討ち、完全に後顧の憂いをなくした。
まさに謀略に生きた生涯だった。
天下をとってからの
ガイヴェルドは、忠臣を猜疑の目で見始めたが、謀将であったギザイアは、よく身の程を知り、嫌疑をかけられない様に目立たず生きたため、一度も疑われることはなかった。
人物
- ある日、アル国の暗殺者が旅商人に扮してリヴァイルシアへの献上品に毒を混ぜた酒を渡した。この暗殺劇をギザイアは見抜きながら、確認の為あえて毒見役に飲ませて落命させた。この処置に将の一人が「あなたは冷酷すぎる、私も用がなくなれば始末するのか」と問い詰めたが、ギザイアは「毒見役は毒を確認するのが仕事だ、貴様が毒見役でなく将なのなら、将の仕事をするだけのことだ、俺は人に言えない手を過去多くうってきたが、私利私欲の為にその力を使った事は一度もない」と言い返した。国の為に自ら泥を被り、リヴァイルシアへの厄を全て払っていた姿が伺える。
関連項目
最終更新:2014年02月04日 21:31