基本情報
略歴
バーン国将軍、大局を見る戦略眼はなく、決して大軍の総大将には向かないが、局地戦における一軍の将軍としては比類なき手腕を持つ。
アルビス国との
リアリッピの戦い、
第2次リアリッピの戦いにも
サザンクロスに指名され、主力部隊として参戦。
第3次リアリッピの戦いにおいては、雨を待って奇襲をする筈が、逆に奇襲を受けることとなる。しかし、彼女の指揮によって部隊は崩壊を免れ、かろうじて踏みとどまったことで、本陣崩壊を防ぎ、戦いを引き分けに持ち込ませた。
この戦いで精鋭を失ったライウンには、討伐されて降伏した山賊たちが新たな部下に編成された。
これは、彼女の高い指揮能力により、夜盗当然の彼らをいずれは精鋭に鍛え上げるためという上層部の意向があったが、当の本人は、盗賊にも似た副将
ゲルニアたちを押し付けられ困惑していた。
そして、周辺諸国をも巻き込んだ
アルビス国と
バーン国事実上の最終決戦である運命の戦場
カオスギアの戦いに参戦、
アルビス国の猛将
レクシアを討ち取るものの、自らも部隊が崩壊、撤退を決意するが、本来後退するべきときに、なぜ
レクシアに突撃を仕掛けたのかと、怒った
ゲルニアと、彼と同じく山賊上がりだった一部の兵士達が、その場でライウンに反乱を起こし逃亡する。
ライウン本人はその時に惨殺されたとも言われているが、
カオスギアの戦いは六ヶ国の軍勢が入り乱れた為、本格的な遺体回収作業がなされず、ライウンの遺体も見つかっていないため真偽は不明である。
人物
- カオスギアの戦いにおいて、それまで3部隊を相手に戦いぬいたレクシアが、後続部隊と入れ替わるため、一瞬だけ隙を見せた、ライウンの部隊も疲弊の極限まできていた為、後退するべきだったが、偶然見えてしまったこの隙をどうしても見逃すことができず突撃、それにより猛将であるレクシアを討ち取るが、この決断こそが兵士に「手柄の為なら自分達を捨てる」と思われてしまい、反乱を招いた。
- ストリアブの戦い後、帰国途中にサザンクロス怪我の手当てをしていた時、誰も見たことがない彼のフードの下の顔が見えたというが、そのことについて本人は多くを語らなかった。
- 第3次リアリッピの戦いで、本陣を守るために部下の多くを失い、その後急造部隊を与えられたのは前述の通り山賊あがりの兵士たてであった。ライウンの指揮力の高さから、将来の精鋭に育てることを期待しての配備であったが、皮肉にも兵士を鍛えるより前にカオスギアの戦いに突入、指揮官と兵の間に信頼関係がなかったことが、兵士の裏切りに繋がった。部隊指揮の高さに定評があった彼女にはあまりにも不運なことであった。
関連項目
最終更新:2013年08月19日 19:37