カルディナ


基本情報


略歴

アルビス国の将軍は、実績で名を上げる武官と、選挙で選ばれる文官に二分化されているが、彼らの間には激しい確執が存在する。
カルディナは本来文官であるが、数少ない武官との橋渡し的存在だったこともあり、アルビス国の出陣する戦いには、総司令官として武官のお目付け役を任じられる事が多い。
隣国バーン国とのリアリッピの戦いでは総司令官として出陣し、バーン国の智将サザンクロスと鎬を削ることとなる。
初戦では撤退するが、第2次リアリッピの戦いでは策略を用いてバーン国軍を戦わずに撤退させる。
1738年4月、アルビス国とバーン国の間で第3次リアリッピの戦いが勃発すると、総指揮官として出陣。バーン国のサザンクロスと互角の戦いを演じた後、期限付き和睦を結び、その交渉の席でサザンクロスと直接対面を果たす。

しかし、アルビス国において最大のタブーである、死の商人撲滅に動き出した為、商人に先手を打たれ、同胞モルンにより、内乱罪の濡れ衣を着せられて投獄される。
だが、カルディナ不在で望んだ第4次リアリッピの戦いでアルビス国軍は大敗を喫し、後がなくなったこと、そしてルティエエリシアの父コルドバの尽力もあり、ようやく無実が証明され、リアリッピ地域奪還の為、全軍の指揮官だけではなく、人事権も大幅に拡大し、レイスラギレクシアといった主力将軍を招集する。

バーン国がリヴォル帝国、フェングランド共和国と三国同盟を結び、アルビス国を完全包囲網で包み込むが、カルディナは単身フェングランド国に赴き、説得をもってフェングランドに同盟を維持したまま実質上のサボタージュを決め込む様にするという裏取引を成功させ、三国同盟に抵抗するべく、アディス国、シーフィールド国との間で三国連合を結ばせる。
第5次リアリッピの戦いでは、新参のエリシアの智謀に賭ける度量を見せ、別働隊の奇襲を信じて真正面からバーン国軍を食い止め、歴史的逆転勝利の総指揮官を勤め上げた。
その後、バーン国との決着を付けるべく、北方面の部隊を回した為、フェングランドとの国境は手薄となる。その隙をついてくるであろうフェングランド国に、カルディナはたった一人で乗り込み、議長コスティと会談、貢物と弁舌を持って、三国同盟の一角であるフェングランドを、実質上の中立にさせることに成功。その直後に行われたバーン国との最大の決戦であるカオスギアの戦いにも総指揮官として出陣、この戦いに勝利して、バーン国を統合する。

その後、アルビス国の国力回復に全力を傾けつつ、リヴォル帝国との決戦に向けて水面下での準備を進め、ドラグゥーン作戦を指揮、エリシアミリアス攻略を任せつつ、自分は単身フェングランド国に渡り、コスティに、表向きはリヴォル帝国との同盟を維持したままサボタージュを決め込む密約を結ぶと、リヴォル帝国との乾坤一擲の戦いに赴き、スカルオーネの戦いにおいて戦史上稀に見る大勝を飾る。
リヴォルの戦いにも参戦し、リヴォル帝国の終焉を見届ける。
世界の流れは、アーズ国からの使者が到着したことにより、六界へと向けられていくが、アルビス国はヴァン・フレイ国が提唱した六界連合軍に対して懐疑的であった。
しかし、カルディナやエリシアの働きもあり、アルビス国は六界連合軍に参加を決定。(サヌアが残した言葉が彼女達の決意を後押ししたと言われている)ルティエ、エリシアが出兵したのに対して、彼女はあくまでも本国に残り、急激に領土が拡大されたことから発生した様々な問題を解決し、国内安定に従事した。

六界戦争終結後、帰国してきた遠征軍はほぼ半壊状態となっていたが、それを悟られない様に彼らを着飾り、凱旋として迎え入れた。
その後も様々な困難や妨害を乗り越え、メルトバーク条約と呼ばれる国家連合体制を実現。アルビスバーンシーフィールドリヴォルフェングランドアディス、更にその周辺の小国を含んだ北方連合が結成され、その提案者として名を残すことになる。

人物

  • 鞭を装備していたが、個人戦闘に関しては一般兵にも及ばず、単なる見せ掛けの武器であった。

関連項目


最終更新:2011年04月22日 13:53