成瀬風華


基本情報


略歴

クレアムーンの将軍は、大きく巫女位武将位に別れているが、彼女は巫女でありながら、あえて武将位の地位を得た。
兵法書を好み、単なる丸暗記ではなく、状況に応じてそれを使いこなした。
戦乱終結後、一度はクレアムーンを出奔するが、後に帰参。戦場で怪我を負い、第一線を退くと、兵法書を書き始める。7年の歳月をかけて完成されたその書は「天風兵書」と名付けられた。

1251年、クレアムーンと、ラグライナ帝国が戦火を交えた時、出仕したばかりの風華は、裏でガルデス共和国が、自分達だけではなくクレアムーンも帝国との戦いに引きずり込む為に裏で手を引いていると推測した。しかし、共和国との同盟締結を外交上の手柄と喜んでいた神官達の怒りを買い、新参者の意見として相手にされなかった(後世になってから風華の推測が正しかったことが証明される)

1253年ウネピの戦いで、の攻撃を防ぐ等、その才能が本物であることを見せ、クレアムーン軍の中心人物へと一気に駆け上がる。1254年のシチルの戦いにおいても、エアードと共に、一度は帝国軍本陣であるラディスまで後退させた。
その直後、聖都の変が勃発すると、急ぎヒモロギにまで帰還し、政変を起こした神官を一掃し、真田弥生を新たな神威巫女として盛り立てることとなる。

1255年、聖都クレアの戦いで首都にまで帝国軍が接近すると、首都防衛の為出陣、「1日で流された血は戦史上最大」と呼ばれたこの死闘を戦い抜き、突然の猛吹雪に仲裁され、かろうじてクレアムーンは滅亡を免れた。

その後、帝国内乱戦争が勃発し、ラグライナ帝国は内紛をはじめ、クレアムーン神聖帝国と和睦、変わりに国境断絶事件により、ガルデス共和国と戦闘状態となる。
レッド・ゲアルの戦いにおいて、風華は、飛鳥と共にガルデス共和国軍が、クレアの長城ではなく、サイザーン街道にあるレッド・ゲアル湾から水路を使うと読み、共和国軍に奇襲を仕掛けて撃退し、1258年のガイ・アヴェリの戦いにも参戦した。

帝国内乱戦争終結後、世捨て人となっていたアリス将軍を、危険を承知で自ら帝国領にまで潜伏して説得、その赤心に打たれたアリスはクレアムーンへの亡命を決意した。

ラグライナ帝国との和睦には賛成していたが、あくまでもクレアムーンが独立した国であることが大前提であった。その為、クレアムーンがアレシア連邦への参加を決定すると、一度は出奔するが、後に真田弥生の説得により帰参。以後は兵法書を書き始め、7年の歳月をかけて「天風兵書」を完成させた。

人物

  • 成瀬美雪を非常に可愛がり、姉妹以上の仲で結ばれていた。
  • 独特な味をかもし出す成瀬美雪の料理を、文句ひとつ言わずに笑顔で食べきることができたという数少ない人物。

関連項目


最終更新:2011年04月22日 19:41