アスタル


基本情報


略歴

三魔王シャラダンが率いる四方将の一人。グスタルと並んで破壊力に優れる一方で、ただの猪突ではなく冷静な判断力も持ち合わせていた為、数多くの戦いにおいて「総指揮官」に任命され、その度にシャラダンの期待に応え続けてきた。

リオネティアの戦い、続いてノアルスの戦いにも参戦し、勝利に貢献する。
その後カオスギアの戦いが勃発すると、アスタル自身はこの戦いに参戦していないが、送り込んだ援軍が壊滅しグスタルが戦死、更に同じ四方将のボルドが実はシャラダン本人だったと知らされる。それでもアスタルは変わらず忠誠を誓い、瓦解するかに思われた四方将を建て直し、以後の戦いはシャラダン自らが総指揮を務めた為、アスタルはその補佐に徹した。
シーフィールド国との決戦であるティファーナの戦いにも参戦、不審な動きを見せるフェングランド国軍を、敵と内通したと疑い攻撃、これにより両国の間に遺恨を作ってしまうが、この戦いでも勝利に導く活躍を見せる。

ミリィ誘拐からはじまったアディス国再侵攻では、途中で帰国したシャラダンから、遠征軍の全権を委ねられる。
しかし、憎悪だけの関係となったアディス国では、「リヴォル帝国に降伏しても皆殺しにされる」と信じられ、将兵だけではなく民衆までもが団結して抵抗、アスタルは首都を包囲しながらも苦戦を強いられる。そこにアルビス国がスカルオーネの戦いでリヴォル帝国軍を撃破し、帝都へ向かっていると知ると、いよいよ進退窮まった。
首都包囲戦を続ける時間もなく、撤退すれば追撃を受ける、和議を結ぼうにも使者すら斬られるほど憎悪の関係となり、悩んだ末、アスタルは「損害度外視の力攻め」を決行、こうしてアディスの戦いが勃発し、両軍は憎悪のぶつけあいにより、常軌を逸した半狂乱の殺戮戦を展開する。
アスタル自身も、1秒でも早く帝都救援に戻らなければならないという焦りから、総指揮という立場も普段の冷静さも全て忘れて自ら最前線で剣を振り城壁に突破口を作る。だが、そこに待ち構えていた弓隊の攻撃により、全身に矢を受けて戦死した。

関連項目


最終更新:2011年04月22日 13:20