ラスコップ


基本情報


略歴

各国を流れた末にリヴォル帝国に流れ着き、シャラダンに仕官した。
リオネティアの戦いにも参戦するが、この直前までシーフィールド国に所属していたこともあり、敵が送り込んだ密偵という可能性も考慮され、上陸作戦として重要な工作部隊だったにも関わらず、独立部隊ではなくイズ部隊に編入される。しかし、ラスコップは黙々と任務をこなし、内応の可能性を拒否する。彼にとってかつて所属していた国などという感傷は全く存在せず、それどころかこの戦いの後、独断で略奪行為を行おうとしたが、イズに先手を打たれて阻止される。
続いてノアルスの戦いに参戦し、命令に従って得意の火攻めを実行し、勝利に貢献。
だが、1739年援軍として派遣されたカオスギアの戦いにおいて敗北すると、その撤退の最中、アルビス国軍だけではなく、味方であるグスタルイズをも巻き込んだ火攻めで双方共に壊滅させ、自分ひとりの手柄にしようと画策、ガリアの戦いにおいて実行する。しかし、これをアルビス国軍に見破られ、その結果、リヴォル帝国軍は唯一の勝機すら失い、ラスコップは本国へ逃げ帰る。
更に、戦死したと思っていたイズが生還した為、全ての目論見が明るみにされ、処刑される。
その際、道ずれにしようと、天幕の向こう側にいたシャラダンに襲い掛かり、それが影武者だったことを周囲に知らせてしまう。

人物

  • 性格はきわめて残忍で狡猾。略奪を好み、仲間からも見つからない場所で独自の蛮勇行動をよく行っていた。
  • 悪評から「シャラダンの正体を暴いたのが最大の功績」などと皮肉を言われるが、工作部隊としての実績は意外にも堅実だった。むしろ、その戦果を過大評価して増長していったことが最後の破滅に繋がったと見るべきだろう。

関連項目



最終更新:2011年04月22日 14:04