エルラディース


基本情報


略歴

種族はエルフアルディア同様人間界に興味を持ち、山を降りて人と混じって生活をする。
彼女はその豊富な知識のため、各国から講師として招かれていたが、心から学びたいのではなく、興味本位の者ばかりだったことに失望し、ある時期からロードレア国内の森に小さな小屋を建て、そこで本当に勉強をしたい者のみを迎える私塾を開設する。
これに目を付けたロードレア国主ラグン(レイディックの祖父)は、まだ子供だったレイディックに、ソフィスアリガルをつけて、エルラディースの元へ修業に出す。
大自然に囲まれた私塾は、あらゆる事を自分たちで考え、自分たちの手で作り上げることを基本としていたため、想像力をかき立て、自由で柔軟な発想を生む土台となった。
また、レイディックにとって、忠臣ソフィスアリガル、そして先輩格のフィリス、数年後に新たに加わったサファリアという人間関係を産むこととなる。(後にソフィスは、レイディックの無二の親友と軍師を兼ねる存在となり、アリガルは先陣を務める勇猛な将となり、フィリスゴアル国をまとめてレイディックに協力、サファリアレイディックの妻となる)このようにして、エルラディースは彼らに治世術、用兵術から歴史、地理、天文に至るまであらゆる学問を教えた。

やがて、レイディックたちが成長し、巣立っていくと、数年の間サファリアと二人で過ごした後、彼女をレイディックの元へ送り届けた。
その後は歴史の表舞台にこそたたないが、風の精霊を使って諸国の情勢を聞き、アルディア蜉蝣戦記執筆に協力したといわれている。

人物

  • この時代、エザリアンの様に孤児を集めて私塾を開いていた者は多かったが、そのほとんどが街中であった。エルラディースは森の中ということもあり、元々生徒の数も少なく、レイディック達が卒業してからは新たな生徒はとらず、サファリアレイディックに託してからは、私塾を閉鎖して自由な旅に出た。

関連項目


最終更新:2011年12月07日 17:39