基本情報
略歴
ラ・ディアス帝国の将軍。決して無能ではなかったが、有能とも言えず、綺羅星の如く人材の集まるラ・ディアス帝国においては意見を述べてもほぼ聞き流される末席にいた。
ムストア湾海戦には、数合わせとして参陣するが、この戦いでは
フェローラ国軍の防衛にあって撤退を余儀なくされる。
帝国の南方制圧においても、同期の
フローラには重要な任務が与えられたが、マルキィは本国の留守番であった。
そんな自分を高く評価してくれた
スレイナの期待に応えようとしたが、そのスレイナ自身が政変を起こし、皇帝の地位を狙う者だと知ってしまう。
現皇帝
ロンディーナが行った
バスティの虐殺のこともあり、帝国をよりよくする為の政変だと説かれたマルキィは、彼に協力しようと考え始めていた。しかし、その虐殺事件そのものが、皇帝の評判を落とす為にスレイナが仕組んだことだと知ってしまい、彼の元を去る。
以後、マルキィがどこへ行ったのか一切の記録が残されていない。将軍を辞して、どこか辺境で隠遁生活を送ったと言われているが、それまでの関係者も誰一人彼女と連絡を取ることができなかった為、その後の彼女を知る者はいない。
人物
- サヌア一行の中においてのマルキィの役割は、当初はラ・ディアス帝国から流れてきた策士と思われていたが、示す策、読む展開がことごとく外れ、それを突っ込まれていくうちに、サヌア傭兵団のマスコット的存在となっていた。しかし、元々彼女に素質がなかったわけではなく、ルーイガルド侵攻作戦頃から、様々な経験を積み重ねる事によって、状況分析力の才能を開花させ、いつしか本当に傭兵団の頭脳担当的存在となっていく。
- 真面目で上昇志向もあるが、それ以上に良くも悪くも乙女。
- サヌアと恋人関係になった為、後世の物語ではヒロインとして登場することが多い。本人は無欲で、多くを望んでいなかったと言われているが、結果的に何1つ手に残らなかったことを美化しただけとも言われている。
- マルキィの六界戦争後の足取りについては諸説あり後世の創作物語ではマルキィを主役とした勧善懲悪モノが根強い人気があるが、どの説も決定打に欠けるのが現状である。
関連項目
最終更新:2011年04月22日 12:54