概要
戦闘に至るまでの背景
ソフィードの戦いの手柄により、国境最前線とはいえ自治領を貰った
グラスシード、彼の次の目的は、自分達だけの力で
リアムス自治国家の重要拠点であるシグリアの都を陥落させることであった。
シグリアの都は、
リアムス自治国家の副首都とまで呼ばれ、本来なら帝国の大部隊を用いて行う筈の攻略戦だが、
グラスシードは、「自分の部隊だけ」ということに重きを置いていた。ここに彼の貪欲な功名心を伺わせる。
これを実現させるため、軍師
アレスの指揮により、およそ一年に及ぶ水面下の謀略がはじまった。
都を守備する権力者は賄賂漬けにされ、主力部隊を別の都市に異動させる等、シグリアの都を骨抜きにした。これを見届けると、
グラスシードは決戦の時がきたと、出陣を開始した。
両軍の戦力
戦闘経緯
シグリア攻略戦は、
ラグ、
ラディナ部隊の先行し、いつもの国境遭遇戦に見せかける形で開戦した。
国境での小競り合いから一気に追撃戦に入り、伏せていた
グラスシード達の本体も出陣、シグリアの都にまで電光石火の進撃を開始する。
なお、この戦いは、帝都より承認を受けているが、
フレイズが援軍（お目付け役）として派遣されている。
しかし、彼らの目論見の前に、突如
三牙王が立ちふさがる。
リアムス自治国家最強の部隊と呼ばれる
三牙王の突然の出現に、いつも冷静な軍師
アレスもさすがに動揺したというが、これは元々別の任務のため移動中だった
三牙王が、戦いの報告を受けて駆けつけた偶然の遭遇であり、本来の兵力を持たない状態であった為、戦局に影響をあたえることなく撤退した。
シグリアの都を守るのは、
ゴンドゥラと、
グラスシードの幼なじみ
ルーザであった。
戦場での再会に驚く二人だが、互いの現在の立場から交戦。しかし、既に謀略によって主だった将や精鋭部隊を他の都市に回されていた守備部隊は、
グラスシードの攻撃に耐え切れず、都は陥落した。
戦いの結末
リアムス自治国家を経済的に支えていた大都市の陥落は、大きな衝撃を与えた。
更に
グラスシードは、この都が完全に帝国領土となったことを内外に知らしめるため、あえて都の改名を行い、
クルーディア帝国２代目皇帝にして、名君と呼ばれていたカシルスの名をもらって、「カシルスの都」と呼ばせ、更に自身の領土として大きな土台を手に入れることとなった。
最終更新：2013年04月06日 14:52
