概要
戦闘に至るまでの背景
そんな情勢下であった
ラドリザン6912年、
フェリサスを総指揮官とした大部隊が、
サムルトンへ向けて出陣を開始した。
その進路上に、姉妹をつれた二刀流将軍として知られながらも、帝国貴族の失敗に巻き込まれる形で左遷されていた
グラスシードが駐屯していた。
両軍の戦力
遭遇戦
帝国貴族の無謀な作戦に巻き込まれ、責任を取らされ左遷された
グラスシード。彼の焦りは激しく、自分達の僅かな兵力で
サムルトンのライラックの街を陥落させようとしていた。
これに対するは、
サムルトンの将軍
ホーネット。両者は戦場で対決するが、戦いそのものはあくまでも小さな国境の遭遇戦に過ぎなかった。
しかし、そこに突如として
クルーディア帝国の大部隊が姿を現す。
その正体は、
フェリサスが、
サムルトンへの国境に進軍するために出陣させた大部隊であった。
この援軍の登場によって戦いの決着はつき、ライラックの街は
クルーディア帝国のものとなった。
フェリサスは、かねてより噂に聞いていた
グラスシードに興味を持ち、そのままこの遠征に参加するように促した。
この一連の戦いを崖の上から見ていた
アレスに軍師の才能を見出した
グラスシードは、彼女を自分の部下に招いている。
また、
クリディスが
グラスシード配下となったのもこの頃であり、彼の陣営は少しずつ強化されていた。
ソフィードの戦い
偵察と邂逅
パレスの乱入
サムルトンへの進撃を続ける
クルーディア軍は、侵攻部隊を4つのルートにわけ、それぞれのルートから進入するが、そこに
パレスが
クルーディア帝国軍の背後をつくべく出陣したとの報告が届く。
パレスは、独立国ではあるものの、実質上は
サムルトンの庇護で生まれた国であり、傘下といっても過言ではなく、
サムルトンからの命令を受け、帝国軍を撤退させるための出陣であった。
帝国軍にしても、元々この一回の戦いで
サムルトンの首都を落とすつもりなどなく、ここが引き時と、占領した地に駐屯軍を残すと、主力部隊は撤退を開始した。
しかし、去り際に
フェリサスは、
グラスシードに
パレス軍迎撃を命じた。
パレス追撃
出陣したときより、多くの部下と兵力を手にした
グラスシードは、自分の部隊だけでこの任務にあたることとなる。
国と名乗っているものの、決して大国ではない
パレスは、盟主
ホワン自らが、護衛の
ティア、
ディアを引き連れて出陣、
グラスシードとまずは舌戦を繰り広げる。
パレスの目的は、あくまでも帝国軍を撤退させることなので、目的を完遂させた今、本気で戦う必要はなく、傭兵
ヴォルガを雇い、
グラスシード軍の追撃をかわしながら自らは帰国する。
この際、
ホワンは撤退中に、帝国の村を襲うと食料を燃やした。これにより、
グラスシードは、村の復興を優先させ、追撃を諦めた。
戦いの結末
グラスシードは今回の遠征において、
ホーネットを討ち取る勲功と、
パレス撃退という功績を重ねた。これによって彼の部隊は大隊に昇格。正式に「グラスシード隊」が結成され、国境の激戦区であるフォース区の領主に任命された。
最終更新:2013年04月04日 17:25