ラミア


基本情報


略歴

ザグルスの恐怖政治を裏で支えた将軍の1人。
主に北方に配置され、ザグルスの副将格としてともにロッド国への警戒に当たっていたが、ルドリアの南征で国主ルドリアが戦死すると、ザグルスの野心を察し、共に帰還して政変に協力。
ザグルスの横暴に抗議に来たフェルドメネシスとの会見の場を用意するが、他の将からの邪魔が入らないように息の掛かった兵士達に厳重に周囲を固めさせていた。

その後はザグルスの参謀格として動き、メスローから提案されたルーディア包囲網へも率先して参加を促し、ベルザフィリス国を苦しめている。
だが、シャリアル国やバルド国とより連携し、力を付け切る前にベルザフィリス国を討つべきだと幾度となく進言するも、シャリアル国やバルド国に苦労を押し付けたいザグルスには採用されることはなかった。
アル国最後の戦いとなるル・ヴァラヴァ・ザードの戦い時は首都の警備の一切を任され、ルーザ一族の公開処刑にも携わった。
ザグルスの息子達がベルザフィリス国へ降伏に出向いた際に、自分がベルザフィリス国に受け入れられることはないと考えて出奔。
以後は暫く行方が判らなくなるが、アル国滅亡後、数年にわたり旧アル国領内で山賊が各地で出没することになり、その際に姿が確認されている。
幾度となく討伐隊が派遣されるも、その度に要領よく逃げ回りベルザフィリス国の悩みの種となるが、アル国滅亡から5年が経過した702年についに捕らわれ、アル城にて公開処刑された。

人物

  • 北方に配置されていた頃は温厚な性格で同僚や民からの信頼も高かったが、ザグルスが国主になってからは自らも反乱の鎮圧時に残酷な処刑法を実行したりと、残虐性が目立つ性格に豹変したと伝えられている。
  • 徐々に旗色が悪くなる中でも常にザグルスに進言は行っていたが、彼女自身はザグルスの性格を嫌というほど熟知しており、エンパイアコスモスへの反対等、処刑されかねない献策だけは絶対に行わなかった。
  • アル国滅亡後、表に出なかった献策を纏めた書類が見つかっているが、目を通したルーディアに「何故ザグルスは彼女の意見に耳を傾けなかったのか」と呟かせたという。
  • アル国家臣が討伐隊として派遣された際には投降を促されるが、『今更私のような道を外した人間が受け入れられるとは思っていない。暴君を補佐し支えると決めた時点から覚悟は決まっている』と拒否した。

関連項目


最終更新:2012年05月08日 23:15