カルドの戦い

概要

カルドの戦いとは、蜉蝣時代の戦乱の中で、アルファ688年6月、アル国軍とシャリアル国軍の間に起きた戦いである。

戦闘に至るまでの背景


▲687年3月における勢力図

アル国は、蜉蝣時代到来以前から北のロッド国と戦い続けていた。
しかし、暴君であるルドリアの野心は、乱世の到来と共に更に燃え盛り、東のシャリアル国も視野に捉え始める。
このとき、アル国とバルド国の間には、巨大な湖が壁となって立ちはだかり、その周辺は無人地帯だった為、国境を隣接させているという実感がなかった。そこで、リッヅ山地を挟んでシャリアル国への遠征を決意する。
アル国は、アル国四天王を揃えて出陣、対するシャリアル国も、国主メスロー自らがシャリアル三牙王を率いて迎撃に向かう。

両軍の戦力

攻撃側 守備側

アル国軍
軍勢
シャリアル国軍
総兵力28000 兵力 総兵力21000
ミルズ 総指揮 メスロー
メネシス 軍師 ケリス
主要参戦者

レディナス

メネシス

フェルド

ザグルス

ルーザ

メスロー

ケリス

サイリオス

ドラグゥーン

リガリオン
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ライバード

ガズド
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メリア
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ミルズ

ガルダ

ファクト

戦闘経緯

この戦いは、アル国の内情をそのままあらわす形となった。
ザグルスメリアは、ひたすら進撃を望み、メネシスフェルドは慎重論を語る。それをザグルスたちは臆病と笑い飛ばし、総指揮官の命令を無視して勝手に進軍していく。そして、総指揮官であるミルズは、所詮ルドリアの親族だから総指揮官になっただけの男であり、これらを統率することはできなかった。
隠密の情報により、この内情を知ったシャリアル国軍は、伏兵の可能性が高いリッヅ山地をあえて無防備とした。「慎重に進んだ結果、何もなかった」ことにより、ザグルス達は、更にメネシスの慎重論を嘲笑、そのまま進軍し、戦列は伸びきっていく。
だが、山地を抜けた平地であるカルドの地で、シャリアル国軍が待ち構え、突出してきたザグルスメリアを一斉攻撃する。
先行した部隊の異変を知ったレディナスフェルドたちが救援に駆けつけようとするが、カルドの地は狭く、山地で隊列が延びきったアル国軍は、シャリアル国軍の攻撃にさらされる。
シャリアル三牙王の猛攻はすさまじく、アル国四天王は次々と撃破されていく、ザグルスのみこの攻撃に耐え切ったが、既に戦局は決まり、ザグルスは味方に構う事なく、真っ先に戦線を離脱した。

戦いの結末

総指揮官ミルズは、この敗戦により、怒り狂ったルドリアによって処刑された。
シャリアル三牙王の勇名は広がり、逆にアル国四天王は、所詮先祖の武勇に頼った名誉職と陰口を叩かれた。

この後、シャリアル国がバルド国を攻めて勝利すると、アル国は戦意高揚の為、これに便乗する形で、無人地帯と知りつつ、バルド国の湖より西部を奪取する。しかし、その後進軍しすぎたガズドが捕虜となる。(蜉蝣時代の戦い、688年参照)


最終更新:2013年02月09日 23:38