概要
戦闘に至るまでの背景
ガイヴェルドが国主となったベルザフィリス国は、更なる富国強兵に務め、702年8月、ロードレア国に対して二度目の決戦を挑んだ。
前回の
ディースの戦いは、ベルザフィリス国がとりあえずの勝利を収めていたが、ロードレア国の防衛により、それ以上領内へ侵入できなかった為、ディース高原は放置されていた。
全く同じ地を決戦の舞台として選んだ両国は、前回よりも多くの兵力を動員してこの地へと戻ってきた。
両軍の戦力
戦闘経緯
戦いの結末
ベルザフィリス国軍を撃退した
ロードレア国軍だが、
ヴェリアの真の目的は、最初から
ロー・レアルス国であった。
一度、
ディルセアに対して、自分への苦手意識を持たせ、
ベルザフィリス国の目線を一旦
ロードレア国からはずさせ
ヴェリアは、続いて
ロッド国へ攻め込むと見せかけて、一気に
ロー・レアルス国へ侵攻する予定であった。
それも、並大抵の遠征ではない、
ロー・レアルス国の首都を落とすまでの年単位の遠征である。
この時代、既に遠征という軍事行為は存在していたが、出陣・戦・占領までを一連の行動と区切り本国へ帰還するのが主であり、長くても数ヶ月単位が限界であった。しかし、
ヴェリアが考えた遠征(
ヴェリアの大遠征)は、まさに巨大な
ロー・レアルス国を併合するまで終わらないものであり、動員される将、兵、食料、武器、それらを繋げる補給、補充の確保、占領後の統治、全てがこの時代の常識を覆す大遠征であった。
しかし、その準備には膨大な準備期間を必要とし、
アレスが遠征計画案作成中に過労で倒れたこと、
ロッド国との小競り合いが始まったことから、最終的に1年の準備期間を必要とした。
最終更新:2011年12月14日 13:44